転職の求人媒体には、転職サイト、エージェント、ハローワーク、求人誌など多くの種類がありますが、意中の企業がこれらの媒体を使って求人を募っているとは限りません。そんな時に有効活用したいのが「企業の採用ホームページ」なんですね。
基本的に、企業というのは表だって求人を出していなくても、常に優秀な人材を求めてます。また、「人員不足ではあるが、今いる人員でも何とかやっていける」「今は求人にお金を使えない」などの理由で求人を出していないこともあります。
このような事情があるので、ホームページからの直接応募にも充分にチャンスがあるんです!
外国人は驚くほど採用ページを活用している!?
昨今、日本にも多くの外国人が働き口を求めて来日していますが、外国人がどんな風に職を探すのかというと、HP経由の応募や直接電話を掛けて問い合わせを行うそうです。要は、自ら積極的に行動し、自分を売り込み、働き口を確保しているんですね。
逆に、日本人は自分が売り込むのが下手で、相手のことを考えて行動する文化があるので、積極性に欠ける傾向にあります。「求人を出していないということは募集していないだろう」「直接電話して問い合わせするのは失礼にあたるのではないか」と考えてしまうんですね。
結局、転職活動で考えるとこの差は大きく、消極的な行動は一つのチャンスを自ら潰すことに他なりません。なので、主要媒体に求人がなかったとしても、転職したいと考える意中の企業があれば、HP経由の応募や問い合わせは是非とも活用すべきなんです。
ホームページに募集ページがあれば応募したい主旨を伝えればいいし、募集しているのか曖昧であれば電話やメールで問い合わせればOKです。企業は思っている以上にしっかりと対応してくれますし、大きく募集していなかったとしても、「積極的な人だな、会ってみるか」と動いてくれることもあります。
企業の採用ホームページは開店休業状態!?
企業のホームページをチェックしたら、「現在、中途採用は募集しておりません」とのこと。「なんだ、採用していないのか・・・」とがっかりした経験をお持ちの方もいるかもしれません。
でも、諦めるのは早計です!
何故なら、企業の採用ホームページは開店休業状態であることが多いからです。
実際、企業のホームページは運営維持が面倒で、担当者も本業がありつつ更新を任されていることが多いので、常に最新の情報に更新されているわけではないんですね。また、中途採用は募集人数が少なく、自社HPの採用ページは閲覧者が少ないので、あまりコストをかけたくないという側面もあります。
そのため、企業の採用ページは、途中から放置された状態になっているものが少なくないのです。これが実状なので、中途採用ページに「募集しておりません」と書いてあったとしても、実際は盛んに募集している会社は沢山あります。ですから、中途採用ページだけを見て「応募できない」と諦める必要もありません。