良い転職エージェントは総じて時間をかけてくれる!
人材ビジネスの現場では、業務の効率化を徹底的に重視した手法をとる会社が少なくありません。コンサルタントは厳しい営業ノルマを課され、行動を数値管理されていることが多く、下手をするとサービスの質よりも、業務効率や数値が優先されることもあります。
その結果、1人の求職者に対して「多くの時間をかけたがらないコンサルタント」が生まれることになります。たとえば、求職者と面談すらしない、面談するといっても電話で5分~10分話すだけ・・・。要は、会社からの営業ノルマに追われ、余裕がなく、求職者のことを第一に考えたサービスを提供できない人もいるということです。
その一方で、求職者に対して惜しみなく時間をかけてくれるコンサルタントも存在します。たとえば、面接前の模擬面接なんかは、「実施してくれる人」「面倒くさがってやらない人」が大きく分かれます。また、時間をかけてくれる人は、面接官の人柄、面接の雰囲気、過去の事例など、様々な有益情報も提供してくれます。
この実態から理解しておくべきことは、エージェント(担当コンサルタント)には明確に「差」が存在するということです。だから、転職エージェントを有効利用するには、担当者を「見抜く」ことが必要なんですね。ここでのお話しは、その時の判断基準として「時間」が利用できるというものです。
優秀なエージェントほど、あなたに「時間」を使ってくれる!
実際、優秀なエージェントであればあるほど、求職者に対してじっくりと時間をかけてサポートしてくれます。その理由は、そうしたサポートをすることによって、求職者が採用される確率が上がる(強いてはそれが自身の売上目標達成につながる)ことを知っているからです。
たとえば、面接前に面接官に関する情報や面接スタイルを知っておくのと、何も知らない状態で臨むのとでは大きな差がありますよね。優秀なエージェントはそのことを理解しているので、必ずそうした情報を手に入れて求職者に提供します。要は、優秀なエージェントは「求職者に合わせて適切なサポートを実施できる」ということなんですね。
どんな会社にも「仕事のできる優秀な人」と「仕事のできない無能な人」がいますが、これは転職エージェントであっても同じです。それ故に、担当となった人が良いエージェントかどうかは、「時間をかけてくれるかどうか」で判断することをおすすめします。
もちろん、ただ単に「面談時間が長ければ良し」というものではないですし、無益なアドバイスや情報を聞くためだけに頻繁に呼び出されたのではたまりません。そこは、エージェントが提供しようとしているサービスの「質」を吟味して、担当エージェントとの付き合いを深めるべきかを判断して欲しいと思います。