最初に企業のことを知るのに転職サイトほど便利なものはありません。
今や転職に必要不可欠な媒体であり、
これを使わない手はありません。
そんな転職サイトに関して、最初に浮かぶ疑問が登録数ではないでしょうか。
「転職サイトはいくつ登録すべきなんだろう?」
「他の転職者は平均どれくらい登録しているんだろう?」
ここでは、そんな転職サイトの「数」にスポットを当ててお伝えしていきます。
転職サイトの平均登録数
転職サイトの登録数は調査したところによると「3~5件」が相場のようです。つまり、1人当たりの登録数は平均4件ということになります。
これを多いと見るか、少ないと見るかは人それぞれですが、単純に「自分も4件程度登録すれば良いんだ」と考えるのは早計です。
何故なら、登録数は「個々の活動状況」や「他の媒体との兼ね合い」で変えていくべきものだからです。
平均登録数で「OKな人」と「NGな人」
平均登録数4件を基準にして、その数でOKな人、NGな人を考えてみたいと思います。
<平均登録数でOKな人>
- 他の媒体(エージェント、ハローワーク、求人誌)を併用する人
- 市場価値の高い人(経験・スキルに自信がある人)
まず、転職サイトだけに限定せず、多角的に求人を検討できる人は平均値でOKです。多角的である程に数を確保できますし、趣旨の異なる求人を検討することで内定確率が上がるからです。
また、市場価値の高い人(経験・スキルに自信がある人)も問題はないでしょう。多くの企業から求められることになるので、求人が限られていても内定を獲得できます。
<平均登録数でNGな人>
- 転職サイトだけに絞って活動していく人
- 需要の少ない業界(業種)を検討している人
- 会社を辞めて活動している人
- 市場価値の低い人(経験・スキル不足の人)
求人媒体を転職サイトだけに絞って活動していこうと考えている人は、求人数の面から4サイトでは足りません。需要の少ない業界(業種)を検討している人に関しても同じ理由です。
会社を辞めて離職状態で活動している人は、早期に活動を終える必要があるので、より多くの可能性を模索する必要があります。活動期間が長引くと「企業からの印象悪化」というリスクを背負うことになるので、早期決着を実現するため「他の媒体+転職サイト(4以上)」の活用を検討して下さい。
経験・スキルが不足していると自覚している人も、より多くの求人から応募先を検討する必要があります。特に、「大手転職サイトしか利用しない」といったことは絶対に避けるべきです。大手は利用者(ライバル)がとてつもなく多く、経験・スキル不足では厳しい戦いが予想されます。
登録数にまつわる単純明快な真実
ここまで、登録数の平均4件と「OKな人」「NGな人」をお伝えしてきました。ただ、これはあくまでもベターであり、ベストではありません。何故なら、登録数には単純な真実が存在するからです。
「登録数が多いに越したことはない!」
「登録数が多いことにデメリットはないが、少ないことにはデメリットが存在する!」
これをしっかりと認識して登録数を考えて欲しいと思います。
あなたは転職サイトを使って、転職の目的を実現してくれる会社を探しますよね。
例えば、以下の条件で求人を探したとしましょう。
- 転職サイト3つに登録して1,000件の求人から会社を探す
- 転職サイト6つに登録して2,000件の求人から会社を探す
理想の会社が見つかる可能性が高いのはどちらですか?
転職活動が早期に終了する可能性が高いのはどちらですか?
答えを提示するまでもないですよね?
ここで「1」を選択するということは、求人1,000件を捨てることと同義なんですね。これ、非常にもったいないことだと思いませんか?もしかしたら、捨てた中にあなたにとってベストな会社があったかもしれません。
これが、数を減らすことによるデメリットです。
つまり、転職サイトの登録数に対して一つの結論を言うとするならば、「なるべく多くの転職サイトに登録するのが正解」となります。
「3サイト」より「4サイト」、「4サイト」より「5サイト」、「5サイト」より「6サイト」です。
登録数を増やすと閲覧するのが面倒だ!媒体を増やすと負担が増しますし、確かにそうだと思います。でも、この考えは「より良い会社を選ぶ」という観点からすると論外です。
会社選びは非常に重要です。どんな会社に入るかによって、その後の人生も変わります。もう一度言います、「人生」が変わるんです。
そう考えると、より多くの中から検討すべきだと思いませんか?今後も長く続く人生を考えると、一時の活動の大変さなんて軽いものです。
仮にあなたが生涯のパートナーを選ぶとしたら、より多くの中から選びたいですよね。絶対に1,000人よりも、2,000人の中から選びたいですよね。なんたって、生涯を共にするパートナーですから!会社も一緒じゃないですか?付き合いは長いですよ!
あなたの可能な範囲で最大数のサイトに登録して下さい。
それがあなたにとってベストな登録数となります。