疑問

面接で「残業時間」について質問するのはNGなのか?

昨今は、ワークバランスの改善を目的に転職に臨んでいる人も多くいるかと思います。

ここで最も問題となってくるのが「残業」というもので、残業が多い企業に入ると、休日以外は「仕事のみ」なんて生活を強いられることになります。「仕事・お金よりも自由な時間」「プライベート重視」なんて人にとっては死活問題ですよね。

求人概要に書かれている「平均残業時間」なんてのは全く当てにならないので、真実を知りたければ、実際に聞くしかありません。だからこそ、それが可能な面接の場で「残業時間」について質問することを考えるわけです。

でも、転職市場には「給料・休日・残業・福利厚生など、条件面の質問はしない方がいい!」といった話もあります。一体全体どうすればいいのでしょうか?

そこで、ここでは転職を3度経験し、人材採用にも携わったことのある私の見解と、残業時間を知る新たな方法について言及していきたいと思います。

 


 

面接で「残業時間」について質問するのはNG!?

ここは先に結論をお伝えします

面接で「残業時間」について質問するのはNGである!

こう結論付ける理由は、残業時間を質問することに一切のメリットがないからです。求職者側からの質問は面接の終盤「逆質問」にて行えますが、ここは最後のアピールポイントとなります。そこで、残業時間を質問する…はっきり言ってマイナスにしかならず、不採用の確率を高めるだけの行為です。

つまり、内定獲得を第一に考えるならば、残業時間を質問するのはNGだということです。

何故マイナスになるかというと、採用側は以下のように連想するからです。

  • 残業から逃げるために前職を退職したのではないか?
  • 楽な環境で働くことが転職の目的ではないか?
  • 仕事すること自体が嫌なのではないか?
  • 仕事をする体力が欠乏しているのではないか?
  • 自社を選んだのは「残業が少なそう」が理由?
  • 自社に入社しても、残業が多いと辞めるのでは?

要は、就業意欲を疑われ、これまで語ってきた「志望動機」や「転職理由」も薄まってしまうんですね。「結局、この求職者の本音はここにあるんだ…」となるわけです。結果、就業意欲満々のライバルとの戦いに敗れてしまうのです。

働く上で条件面はとてつもなく重要なことであり、採用側もそんなことは分かっています。でも、ここは内定を争う面接の場です。ライバルとの戦いに勝つには、プラスを積み上げて自身の市場価値を高めなくてはなりません。なのに、マイナスにしかならないことをしている…。

矛盾、ですよね。

それ故に、内定獲得を第一目標とするならば、残業時間は質問すべきでないという結論になります。転職市場に存在するこの定説は、「条件面について質問してはいけない!」ということではなく、「聞くとプラスにはなりません!(マイナスにはなり得る)」ということなんですね。

なら、どうすればいいのか?

推測と徹底調査です!

 


 

求人情報に記載された「平均残業時間」から推測する!

冒頭で、求人概要に書かれている「平均残業時間」なんてのは全く当てにならないと言いましたが、「この数字を鵜呑みにしてはいけない」ということであり、ある程度の推測は可能です。

たとえば、求人情報に以下のように書かれていたとしましょう。

  • 平均残業時間 40時間

この場合、実態はどうなのかというと、間違いなく40時間よりも多くなります。この理由は2つあるのですが、まずは「平均」であること、次に、会社内には残業を全て申請していない人(残業扱いとならない人)が存在するからです。

会社内には定時で帰宅する「残業がゼロに近い人(部署・属性)」が必ず存在します。また、管理職などで残業扱いにならない人もいます。つまり、近似値ゼロの人がいるので、逆に平均値を大きく底上げする人もいるわけです。そして、転職の求人なんてのは、そのほとんどが実働部隊の募集なので、平均値を上げる側となります。

次に、申請についてですが、求人概要に書かれた残業時間というのは、「あくまでも残業代を支払った金額」で算出されていることが多いです。で、会社によっては「残業を申請しづらい」「一部だけを申請している」なんてことが日常的に起こっています。従業員が自主的にそうしていることもあります。

つまり、本当はそれ以上に残業している(会社に拘束されている)ということなのです。

ここから導びき出せることは、求人概要に「平均残業時間 40時間」と書かれてあれば、その2倍は覚悟しておくべきだということです。ここで言うと、残業80時間は可能性として考えられるということ。

過度な残業が社会問題ともなっている時代ですから、全ての求人情報がそうだとは言いません。正確な情報が記されていることもあるでしょう。ただ、残業が問題になっているからこそ、採用側は「残業が多いと応募者が集まらない」と知っているので、なるべく少なく見えるように記述するのです。

平均残業時間40時間…嘘ではないですからね。

 


 

過去の在籍者の口コミを徹底調査!

今、過去の在籍者の口コミを確認することができるサイトが数多く登場しています。(「転職会議」「キャリコネ」「vorkers」「カイシャの評判」など)

この手のサイトは、会社を辞めた側の人間の口コミで作られているので、その全てを信用することはできません。しかし、給料・残業・休日など、面接では聞くことが難しい「条件面」の情報に関しては非常に参考になります。

正確な数値を把握するのは難しいかもしれませんが、残業に関して記述している人の数や退職理由からある程度は推測可能です。「この会社は〇〇が原因で辞める人が多いんだな」「〇〇に関して厳しい会社なんだな」といったことが見えてきます。

全て無料で利用できるサイトなので、上手く利用して実態把握に活用して欲しいと思います。

なるべく多くのサイトを利用することで、より深く会社の実態に迫ることができます。サイトを限定することなく、多角的な情報収集を心掛けて下さい。

 


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