転職しやすい業界

転職しやすい業界とそこに存在する6つの共通点

今、多くの業界(業種)で絶え間なく中途採用者を求めていますが、転職市場には「転職しやすい業界」と「転職しにくい業界」が存在します。

ここでは「転職しやすい業界(異業種出身者や未経験者も受け入れにも寛容な業界)」に的を絞り、理由と共にご紹介します。

転職しやすい業界(業種)

転職しやすい業界には6つの共通点が存在し、あなたがその点をどう捉えるかによって選択の幅が大きく変化します。

各業界の特徴を見ながら、あなたなりにそれを考えてみて下さい。

【転職しやすい業界】

  1. 情報通信業
  2. 医療・福祉
  3. 運輸業
  4. 建設(土木)、不動産業
  5. 宿泊・飲食サービス業
  6. 小売業
  7. 生活関連サービス業
  8. 教育・学習支援業

各業界の「何故、転職しやすいのか?」を解決していきましょう。

 

1.情報通信業

情報通信系の特に営業職です。

転職しやすい理由は、「辞める人が多く、人の出入りが激しいこと」「常に利益をもたらしてくれる人材を探していること」が挙げられます。これは情報通信系の営業に限らず営業職全般に言えることでもあります。

営業職は「実力(成果)主義」であることが多く、それが出入りの激しい原因となっています。

営業成績が良い人は年齢(経験)に関係なく高い給料が貰えますが、悪い人は一生横這いです。つまり、営業成績が悪い人は、会社(上司)からはっぱを掛けられる、数値目標を達成していないので休めない、常に数字のプレッシャーに追われる、精神的に辛い、給料も上がらない。

結果、「辞めるしか選択肢がなくなる!」ということです。

ブラックと言われることもありますが、それは実力主義についていけずに辞めた人間のいい訳にすぎません。結果さえ残せば、他の職種の何倍も給料が貰えますし、会社からの優遇はもちろん、いくら休んでも文句も言われないでしょう。

これが、完全実力主義の営業の世界です。

営業はブラックだから人が辞めるのではなく、実力主義だから人が辞めるんです。要は、この実力(成果)主義をどう捉えるかだと思います。営業職で高い実績を残せる人は、どの業界からも重宝され、給料面でも好待遇を受けられます。

つまり、これを良しとして検討できれば、営業職の求人は圧倒的に多いですから、情報通信業をはじめ、多くの業界に転職が可能です。

2.医療・福祉

不規則な勤務形態、長時間労働、仕事量に対する賃金の低さなどを理由に辞める人が多い業界です。
また、このイメージが定着している為に、その道に進む人も少なく、その影響も相まって「慢性的な人手不足」となっています。

これから訪れる超高齢化社会を考えると、更に需要が高まる業界であることに疑いの余地はありません。

看護師などはなりたいと思ってすぐになれるものではありませんが、医療事務や介護士などは資格等をとれば未経験でも積極的に採用してくれます。また、入社後に資格取得を支援してくれる企業も増えていますし、給料の低さも改善傾向にあります。

医療や福祉の現場は決して楽ではないでしょうが、これからの時代を考えると、今よりも更に需要が拡大されることは確実です。その為、仕事という面で捉えるならば、限りなく大きなチャンスを秘めた業界です。

3.運輸業

今、需要の高さに反して人手不足な業界です。

その中で将来的に最も人手不足が懸念されているのがドライバー(特に大型)です。
団塊の世代の引退、近年の免許制度の変更、若者の車離れが原因で「大型を運転できる人材」が減る一方なんですね。

また、ネット市場の拡大、即日配送などのサービス拡充でドライバー需要が拡大しています。更に、外国人が日本に多く訪れる時代になっていますから、ツアーバス等のドライバーも不足しています。

ニュースで事故を起こしたバスドライバーの勤務実態が取り上げられていますが、会社としてはサービスを提供する為に無理にでも働いてもらうしかない状態なんですね。

それくらい、人手不足なんです。
つまり、この業界にも大きなチャンスがあります。

4.宿泊・飲食サービス業

勤務形態の不規則性、長時間労働、薄給、休日の少なさ(週休1日も多い)で避けられがちな業界です。

ブラック企業として取り上げられる会社が存在する影響で、業界全体のイメージが悪く、流入者が少ないために慢性的な人手不足となっています。

それ故に、採用への期待度は非常に高い業界です。

5.建設(土木)業、不動産業

建設業に関しては、大手は安定感がありますが、中小企業は給料等の待遇や将来性が原因で辞める人が多く、人手不足となっています。実際、大手でないと業界的に生き残っていくのが難しい状況もあるようですね。

採用へのチャンスは大いにありますが、企業選びには細心の注意を払いたい業界です。

不動産業に関しては特に営業で、理由は情報通信業の営業と同じです。

6.小売業

小売業は全般的に薄給、長時間労働、休日の少なさが原因で人の出入りが激しい業界です。また、業績の良い企業は全国規模で出店開発を進めていくことが多いので、それも相まって常に求人のある業界です。

若年層であれば、異職種・異業種からの転職でも受け入れに寛容です。

小売業は外から(客として店舗を利用)見ると楽に見えますが、内実は激務であることも多く、想像とのギャップで辞めてしまう人が多い業界でもあります。また、販売職は当然数字も求められますから、営業職と同様の厳しさもあります。

ただ、店舗経営全般の知識、考え方、顧客との接触などを通して「幅広い経験」を得ることができる業界でもあります。

7.生活関連サービス業

様々なサービス業を含みますが「理容・美容業」「旅行業」「冠婚葬祭業」「娯楽業」が分類されます。

これらも、仕事量に見合わぬ薄給やイメージの悪さから避ける人が多い業種です。

専門的なスキルが必要なものを除けば、比較的転職しやすい業界と言えます。

8.教育・学習支援業

教育関連業は、時間外労働の多さ、昨今の教育現場に向けられる厳しい視線によるストレスから離職率が高く定着性が低い業界です。

誰にでも手が出せる業界ではないですが、ここにも採用のチャンスがあります。

 

転職しやすい業界の6つの共通点

未経験の受け入れにも寛容な「転職しやすい業界」を見てきましたが、どう感じたでしょうか。

全てに共通するのが、「人が辞める何か」を持っている業界だということですね。

  1. 実力主義
  2. 長時間労働
  3. 仕事量の割には薄給
  4. 暦通り休める仕事に比べて休みが少ない
  5. 離職率が高い(定着性が低い)
  6. 慢性的な人手不足

転職しやすい業界はこれらの要素を持っていることが多く、イメージの悪さも相まって避ける人も多いという共通点があります。その結果として、慢性的に人手不足であり、人の受け入れに寛容なんですね。

事実、厚生労働省が公表しているデータからもそれが見て取れます。

【産業分類別の3年以内の離職率】

  • 宿泊・飲食サービス業 53.2%
  • 生活関連サービス業・娯楽業 48.2%
  • 教育・学習支援業 47.6%
  • 製造業 18.6%
  • 鉱業、採石業、砂利採取業 10.4%
  • 電気・ガス・熱供給・水道業 6.9%

新規学卒者の離職状況 | 厚生労働省

要は、これらの事実とデータを見てあなたがどう考えるかです。

あなたが「転職しやすい業界は避けたい!」と考えるならば、その他大勢と同じ考え方ですから「高い競争率」を勝ち抜かなければなりません。また、「人が辞める何か」を持たない業界は、需要自体が少ないですから、狭き門に挑戦することになります。

逆に、これをチャンスのある業界と捉えることができれば、選択の幅は大きく広がります。また、人が辞めやすいということは、辞めずに実績を積み上げれば、昇進や昇給のチャンスが多い業界とも言えます。

最後に

私の経験からいくつかお伝えさせていただきたいと思います。

まず、「転職しやすい業界の中にも、優良企業はいくらでもある!」ということです。

私は、ブラックと呼ばれることもあるアパレル企業で働いていた経験がありますが、給料は相当良かったですし、週休2日も確保され、福利厚生もきっちりと整っていました。もちろん、仕事に対する要求は相当厳しかった(だから、辞める人が多くブラックと呼ばれることもある)ですが、その分はしかっかりと還元してくれる会社でしたね。

これが事実ですから、イメージだけで「この業界は嫌だ!」と、その全てを候補から外すのは非常にもったいないことです。

次に、会社というものに全てを求めないことです。たとえば、「仕事がラク」「給料が良い」「休みが多い」「人間関係が良好」「離職率が低く、ずっと働きたいと感じる」などなど。

はっきり言います、全てを満たした会社は世の中に存在しません。だから、どんな会社にも「あなたの意にそぐわないところ」が必ずありますし、それが他人の作った会社で働くということです。

転職で何かを変えたいのであれば、その思いを実現する為に「別の何か」を犠牲にしなければならない!

必ずしもそうではありませんが、そうであることが多いのが転職です。これを理解し、デメリットも含めて受け入れる覚悟を持っていれば、検討先となる企業は大いに増えます。

また、そもそもの前提として、離職率が低い業界は中途採用を行っていません。何故なら、人が辞めないので、新卒採用だけで雇用を確保できるからです。つまり、転職者を募っている会社(業界)というのは、基本的に離職率が高めであり、人が辞める何かを持っている可能性が高いということです。

この事実をしっかりと頭に入れて転職に臨んで欲しいと思います。

 

 


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