広告 転職の考え方

仕事を辞めてから転職活動する4つのデメリット

仕事を辞めて転職

「仕事を辞めて転職活動すべきか、それとも仕事を続けながら転職活動すべきか」

転職を考えた時にまず最初に頭を悩ます問題がこれではないでしょうか。

この問題はよく議論されていて、どちらもメリット・デメリットを持っています。
ただ、私の経験から言わせて頂くと「仕事を辞めてから転職活動する方が圧倒的にデメリットが多い」これは100%そうであると断言できます。

まず、誰しもがお金の問題を頭に浮かべると思います。もちろんこれも大きなデメリットなんですが、最悪バイトや日雇いで稼ぐ覚悟があれば何とかなります。実は、このお金の問題よりも大きな問題がそこには隠れているんですね。

ここでは、私の経験を踏まえて「仕事を辞めて転職活動することのデメリット」をお伝えします。
つまり、その選択をする場合には、この「デメリットを受け入れる覚悟」が必要になるということです。

  1. お金の問題
  2. 焦りからくる目的意識の変化
  3. 企業からの印象の悪化
  4. 後戻りできない

 

お金の問題

まず初めにお伝えしておきたいことは、「びっくりするくらいのスピードでお金は減ってく」ということです。特に一人暮らしの場合はそれが顕著で、100万くらいはすぐに無くなります。

無収入の状態でも生活費、国民健康保険(給与天引きされていた時の倍の金額)、国民年金、税金(住民税)の支払いが必要です。一人暮らしをしている場合は、家賃や水道光熱費が必要なのは言うまでもありませんよね。とにかく、給料から自動天引きされていることで隠れていた税金関係が重くのしかかります。

無職者にはとことん厳しい現実があるんですね。

最悪の場合、「バイトすれば良い」と冒頭では書かせていただきましたが、あなたはバイトで食いつないでまで転職活動したいですか。大抵の方は「やりたくない」が本音かと思います。バイトするくらいなら、仕事を辞めなければ良かった訳ですからね。

そして、何よりも辛いのがお金が無くなることによる精神的ストレスです。

私は、「来月の家賃を払ったらお金がなくなる」という状態まで追いつめられたことがあるので、これは痛い程良く分かります。当たり前ですが、遊ぶことなんて言語道断、食事さえも制限する必要が出てきます。最終的には転職に必要な履歴書・写真・交通費の支払いさえきつくなります。

とにかく、何をするにもお金のことが頭をよぎり、行動は制限され、小さな絶望感を味わいます。「惨め」この一言に付きますね。それだけ、収入が無い状態でお金が減っていくことは恐怖を感じるものがあります。このような体験をしたことがない人にとっては簡単に乗り切れるものでもありません。

仕事を辞めるということは、このリスクを背負うことを忘れないで下さい。
そして、当然これは転職活動にも影響を及ぼします。

焦りからくる目的意識の変化

これは、お金の問題や転職活動が長期化することで誘発される「焦り」からくることなんですが、「自分の望みを実現する為の転職」が「内定をとることが目的の転職」へと変化してしまう危険性を秘めているということです。

まず、お金が無くなれば「生きること」が維持できなくなりますから、働いて収入を得るしかありません。そうなってくると、会社を選んでいる余裕がなくなり、次第に「どんな会社でも良いから内定が欲しい」という考えに変わっていきます。誰であっても「生きること」は「自分の望む会社で働くこと」よりも優先でしょうから、そうせざるを得ないというのが本当のところです。

転職活動の長期化も同じようなもので、決まらないことへの苛立ち、焦り、自信の喪失から、「選んでいる場合ではないのでは」と心境が変化していきます。結果、内定を求める転職に走ってしまうんですね。

 
こんな言い方は失礼ですが、世の中には「履歴書さえ出せば誰でも入れるような会社」も存在します。内定が目的になってしまうと、こんな会社にまで選択肢を広げなくてはなりません。もちろん、そんな会社であっても良い会社はいくらでもあるでしょうが、仕事がきつかったり、給料が安かったりすることが多いのが実状です。

仮に、内定(お金)目的で意図しない会社に入社すると、以下の道を辿ります。

  1. 入社直後は、給料が貰える有り難味を感じるので頑張って働ける
  2. 次第にこの有り難味は薄れていく
  3. 臨んで入った会社ではないので、嫌な部分が目に付くようになる
  4. 会社自体が嫌になってくる
  5. 転職した方がいいと自分を正当化し始める
  6. 再転職の道へ

こんな道を辿っては最初に転職した意味がなく、ただ単に職歴を汚しただけになってしまいます。でも、今の世の中にこのような人は五万といます。ただ、お金の問題や転職活動が長期化することで誘発される「焦り」は正常な判断力を失わせるので、分かっていてもこの道をたどってしまうんです。

 

企業からの印象悪化

転職活動が長期化すると、それに比例して「企業からの印象」が確実に悪くなります。

仕事を辞めて転職活動していると、面接で「今、働いていないと思いますが、何をしているんですか?」と必ず聞かれます。何か明確な理由があれば良いですが、大抵の場合は転職活動をしているだけなので、その質問に対する答えを作らなければなりません。つまり、余計な手間が一つ増えてしまうんです。

最悪なのが、なかなか内定を得られず活動が長期化した場合です。この場合、企業から「この人は長期に渡って転職活動しているのに、内定を貰えていない人なんだ」「他の企業が不採用にした人なんだ」という目で見られます。そうなると、印象が大切な転職活動に不利に働くわけです。

また、「転職に対する認識が甘い人」「計画性がない人」と捉えられることもあります。この悪い印象が原因で更に活動期間が長期化したり、それだけで書類選考を落とされてしまうこともあります。

仕事を辞めてすぐに次の職場が決まれば良いですが、そうでない場合にはこのような「企業からの印象悪化」というリスクも背負うことになります。

後戻りできない

一度、仕事を辞めてしまうと、基本的にその会社に戻ることはできません。

転職活動はあなたの望みを叶えるキッカケになりますが、働きたいと思う会社に確実に入れる保証はなく、あなたの望みを叶えてくれる会社があるとも限りません。また、転職活動を通して様々な会社を見ていく中で、「今いる会社も悪くないのでは」「どこの会社も同じようなものだな」と感じることもあります。

実は、転職活動は「今いる会社を見直す新たなキッカケ」にもなります。もし、今の会社の良さを再認識したとして、仕事を続けていれば何の問題ありませんが、辞めている場合にはそう思ったとしても後の祭りですよね。

仕事を辞めることは、このような「後戻りできないリスク」があることも頭に入れておきましょう。

 

仕事を辞めてからの転職活動には以上のデメリットが存在します。

転職活動を開始してすぐに決まれば良いですが、そう思い通りにいかないのも転職です。
このデメリットは全て「後悔する転職」に繋がる危険性を秘めていますから、どちらを選ぶかは慎重に検討しましょう。

もちろん、仕事を辞めての転職活動にはメリットも存在します。こちらを選択する方はそのメリットを享受して速攻で活動を終わらせましょう。これに関しては「離職して転職活動するならメリットを活かして速攻で終わらせよう」を参照下さい。

 

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