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転職で未経験から「イラストレーター」を志す人に贈る4つのこと!

イラストレーター

昔からイラストを描くのが好きなので!

就職活動で実現できなかったので...。

この種の理由が高じて、「今回の転職を機にイラストレーターを目指したい!」と考えている人も多いのではないでしょうか。イラストレーターが職業として成り立っている以上、転職でそれを志すことは間違っていません。

しかし、ただ漠然と「イラストレーター」になりたいとはいっても、簡単に実現できるほど甘くもありません。ここは、イラストレーターの仕事が何たるかを理解し、その上で本当に「目指す価値」があるのかどうかを見極めて欲しいと思います。

  1. イラストレーターとは?
  2. イラストレーターになるための道筋
  3. イラストレーターの収入と将来設計
  4. イラストレーターの仕事内容

イラストレーターが何たるかを知ることで、転職後の「こんなはずじゃなかった...」といった後悔をなくすことができるはずです。

 

1.イラストレーターとは?

依頼主の要望に沿ったイラストを描く現代の絵描き人です。

イラストは、本や雑誌の挿絵だったり、ポスターや商品パッケージのイラストだったりと、様々な分野からの需要があります。画家が自分の描きたい絵を描くのに対し、イラストレーターは依頼主の要望に沿った絵を描くのが仕事です。

よって、イラストレーターの仕事は依頼主の要望を聞くところから始まり、その要望に沿ったサンプルを描き、承認が下りれば本格的にイラストを描き始め、期限内に納品することで完遂します。

イラストレーターと名乗るのに必要な資格などはなく、昔ながらの絵の具で描く人もいれば、パソコンを使って描く人もいます。幾多のイラストレーターの中でプロとして生きていくには、需要があり、かつ、独創的なイラストを描ける力が求められます。

2.イラストレーターになるための道筋

イラストレーターになるのに決まったルートはなく、各々の方法で「基礎力」を身に付け、プロとなって収入を得ていきます。

イラストレーターにとっての基礎力とは、「デッサン力」と「ツールを使いこなす力」を指します。デッサン力とは、三次元の立体物や空間を、二次元の表面上で正確に表現する力のことです。

<イラストレーターへの道筋>

  1. 道具を準備する
  2. アナログ式で描く場合は、鉛筆・シャープペンシル・絵の具・画用紙など。デジタル式で描く場合は、PC・ソフト(Illustrator,Photoshop)・プリンター・タブレット・ペンなど。

  3. 基礎力を身に付ける
  4. デッサン本を片手に見よう見まねでデッサンを数多く積み重ね、独学で腕を磨く。または、美大受験の予備校(アトリエ)に通って腕を磨くのも有効。

  5. 作品を準備する
  6. イラストレーターとしての力を売り込む上で、評価指標として作品を提示することは必要不可欠です。出来が良い作品を自身のホームページ上にアップし、このホームページと履歴書を武器に面接に臨みます。

  7. 企業へ応募する
  8. イラストレーターを募っているのは、「デザイン事務所」「広告代理店」「ゲーム会社」などが主です。求人に応募し、「デッサン力(作品)」と「ツール力」を売り込み、内定獲得を目指します。

 
イラストレーターにはフリーランスとして活躍する人もいますが、独立を目指す場合でも、まずは正社員として会社に勤務することをオススメします。

会社に所属しながら、イラストレーターとしての力を更に高め、同時に、人脈の構築や営業力アップを図ることを目指します。フリーで生計を立てるのは容易なことではないので、入念な準備と覚悟、イラスト力、営業力、人間力が必要不可欠です。

 

3.イラストレーターの収入と将来設計

イラストレーターの収入は「会社員」or「フリー」で大きく変わります。

会社に正社員として所属するイラストレーターの場合、一般的なサラリーマンと同程度の収入を得ることが可能です。(もちろん、企業規模や仕事の成果次第ではありますが...) 但し、総じてイラストレーターという仕事は収入面の期待が薄く、高額報酬を手にするのは難しい、と考えておきましょう。

一方、フリーランスの場合は、年収0円~1000万円まで幅広く、やり方次第で高額報酬を手にすることができます。しかし、「フリーで活動する半数以上のイラストレーターが年収100万円未満である!」という厳しい現実があることを理解しておきましょう。

  • 会社員コース
  • 会社員イラストレーターとして給料は低めだが安定したイラストレーター人生を送る。描いたイラストの著作権は会社に帰属するため、爆発的な人気が出ても、給料にさほど反映もされない。その代わりに安定したサラリーが保障される。

  • 独立コース
  • 独立してデザイン事務所を立ち上げ、上手くいくと1000万円以上の収入を得ることもできる。但し、自ら仕事を取ってくる必要があり、会社員イラストレーターとは異なり、高い営業力と人間力が必要不可欠となる。フリーの75%以上が年収200万円以下だという現実を知った上で、余程の実力・人脈・運がないと成功は難しい。

あなたが将来どこを目指すのか、これによってイラストレーターとして生きていく難易度が激変します。フリーを目指す場合、それ相応の覚悟と準備、そしてデッサン力、営業力、人間力が求められます。

4.イラストレーターの仕事内容

一般的なイラストレーターの仕事は、以下の流れで行われます。

  1. 仕事の受注
  2. 会社員であれば、会社に届いた仕事の依頼が割り振られる。フリーの場合は、営業を行い、自ら仕事を受注するところから始まる。

  3. 依頼主との打ち合わせ
  4. 依頼主と、イラストの全容、納期、金額、サイズ、色味、納品方法などを詰める。

  5. サンプル作成
  6. 先方の要望に基づきサンプルをいくつか作成する。

  7. 方向性の確定
  8. 先方に複数のサンプルを提示し、反応を確かめ、意見を聞き、具体的な方向性を確定させる。

  9. 本作成
  10. 選ばれたサンプルを元に本イラストを作成する。

  11. 修正
  12. 修正依頼があれば応じる。

  13. 納品
  14. 依頼主に納品する。(満足度が高ければ再受注につながる)

 
仕事内容を見てもらうと分かる通り、「イラストを描く」というのはイラストレーターの仕事の一部に過ぎません。会社員であったとしても、依頼主との折衝力や要望を探る力が求められます

その為、「イラストを描くことが好きだから」「趣味を仕事にしたいから」といったレベルでイラストレーターを志望すると、失敗に終わることも多いのです。

転職する上で「イラストレーターは仕事である!」ということは理解しておきましょう。
 

 

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