転職活動は大きな労力を必要としますし、不採用となった場合の精神的ダメージも蓄積されていくので、期間が長引くと誰でも「疲れた」という感情を抱いてしまいます。更に、転職が難しいとされる40代、これがいつまで続くんだ・・・という途方感もあるかと思います。
ここで、「あなたの疲れを全て吹き飛ばす方法!」みたいなことを案内できればベストですが、残念ながらそれはできません。というか、そんな方法は存在しないことはあなたも理解しているかと思います。
また、転職活動に疲れたからといって一旦活動から離れたとしても、今感じている疲れを根本的に拭い去ることはできません。何故なら、転職のことが頭から離れず「心」が休まらないからです。結局のところ、今の疲れを全て吹き飛ばしてくれるのは、転職の実現(内定獲得)において他なりません。
だから、敢えてここでは、疲れているあなたに対して「新たな活動のススメ(活動方法の見直し)」を提案します。疲れているあなたを、更に疲れさせることになるかもしれませんが、あなたの疲れを全て吹き飛ばしてくれる可能性を秘めています。
是非、検討いただければと思います。
原因を特定して活動を見直す!
転職活動に疲れたと感じているということは、「ある程度の期間活動しているが結果が出ない」という状態にあるかと思います。だから、まず最初にやるべきことは「原因」を特定し、活動方法を根本から見直すことです。
これまでと同じ方法や考え方で同じように活動していては、同じ結果(不採用)が続く可能性が高いです。だから、異なる結果を期待するのなら、時として別のアプローチが必要になるんですね。
- 年齢相応の経験・能力・スキルを有していない
- 自分のキャパ以上の会社に応募している
- 自分の判断で自ら可能性を狭めている(転職サービスをフル活用していない)
- 応募書類に不備があり適切なアピールができていない
- 面接で自分を売り込むことができていない
- 年齢に引き目に感じて消極的になっている
実に様々な「原因」が考えられますが、企業は不採用の理由を教えてくれません。また、自分の中ではベストだと信じて活動しているので、いざ原因を特定するとなると、自分一人で活動している状態では難しいのが実情です。
だからこそ、積極的に「他人の力」を借りて欲しいんですね。
昨今は転職支援サービスが非常に充実しているので、まずは「転職エージェント」の利用を検討して下さい。エージェントを利用すれば、「あなたの経験・スキルがどんな企業なら通用するのか」を知ることができますし、書類の添削や面接対策など、内定確率を高めるサポートも受けられます。
つまり、転職エージェントは「自身の市場価値」を把握するベストなツールであり、不採用が続く原因を特定できる要素も兼ね備えているんですね。
企業が40代に期待することを知る!
転職市場において、40代の需要は極めて少ないのが実情です。
この事実はあなたも理解しているでしょうし、身をもって体感しているかもしれません。でも、転職が不可能かというとそうでもありません。何故なら、社会人経験が豊富な「40代だからこその経験・スキル」に企業は注目しているからです。
「企業は40代に何を期待しているのか?」
「企業は40代のどこに不安を抱いているのか?」
この点をしっかりと把握し、応募書類や面接に落とし込むことができれば、40代でも十分に転職市場で勝負できます。逆に、若年層と同じようなアピール、同じレベルの活動をやっているようでは勝てません。
自ら可能性を狭めていないかを確かめる!
あなたは、偏った方法で転職活動を行っていないでしょうか?
- 転職サイトは若者向けだと決め付けて利用しない
- 特定の転職サイトだけしか使わない
- 求人誌や求人チラシには良い求人がないと思い込んでいる
- ハローワークでしか活動していない
- エージェントを利用しても意味はないだろう
これらの考え方や活動方法もあなたを内定から遠ざける要因になります。
転職サイト、ハローワーク、求人誌、エージェント、使える媒体は何でも使って下さい。また、40代という年齢に引け目を感じ、消極的な活動になるのも危険です。これは年齢に限ったことではりませんが、転職では積極的に行動できる人が早期に結果を出します。
そして、年齢を言い訳にもできません。40代の転職は厳しいこと、需要が少ないことは理解しているはずですから、転職を実現したいのであれば、疲れてもいても可能性を広げて活動を継続するしか道はありません。
最後に
ここでお伝えした内容は、疲れているあなたをもっと疲れさせることになるかもしれません。
私も30代中盤ではありますが、活動が半年以上の長きに渡ったことがあり、その時の絶望感や倦怠感は相当なものでした。もし、それが40代の時だったら・・・と考えると想像を絶するものがあります。
ただ、今の疲れを拭い去ってくれるのは「転職先が決まること」以外にはありません。ここで活動の手を緩め、一旦活動から離れて休んでしまうと、再び活動に戻るのが今以上にしんどいことになります。だからこそ、疲れていたとしても一踏ん張りして活動を継続して欲しいんですね。
活動を継続した人だけが転職を実現できます。
是非、内定を獲得してその疲れを全て吹き飛ばして下さい。