転職活動をしていると、書類選考のために履歴書の送付を求められることが多々あります。その際、最もネックとなるのが写真かと思いますが、「写真には手間とお金が掛かっているのであまり使いたくない!」というのが本音かと思います。ましてや、「書類選考なんだから顔写真なんて関係ないだろう」と考えたくもなります。
で、現に写真を貼らずに送付する人が結構いらっしゃるわけですが、この行為に問題やデメリットはないのでしょうか。ここは先に結論をお伝えしますが、「履歴書には絶対に写真を貼った方がいい!」というのがお伝えしたいことであり、この疑問の答えになります。
その理由は、履歴書にきちんと写真を貼っている人の方が、書類選考の通過確率が高く、内定獲得率も高いというデータがあるからです。このデータが意味するところを詳しく見ていきましょう。
写真一枚が人物像を鮮明にする!
新聞のニュース記事でも現場や人物の写真が一枚あるだけで、そのニュースが分かり易くなるように、履歴書でも顔写真が一枚あるだけで、人物像が鮮明になります。当然ながら、美人やイケメンである必要はないのですが、写真からその人の「人間性」や「健康状態」などはうかがえます。
人は見かけではありませんが、その職業に見合った身なりや雰囲気を持っているかどうかは、当然ながら選考のポイントとなります。たとえば、ダイエット食品を販売している営業マンの体型があまりにもふくよかだったとしたら、何の説得力もありませんよね。化粧品を販売する人は、化粧映えする人が選ばれる、高級ブランドを販売するブティック店員は、皆が似たような落ち着いた雰囲気をもっている。
あなたもこのような現実を体験したことがあるはずです。
つまり、企業というのは顧客ニーズに配慮した選考を行うものであり、書類選考の時点でその判断が下せるように写真を貼ることは、「応募者としてのマナー」でもあるんです。だから、写真が貼っていない人は、「人物像が不鮮明なので不採用」といった憂き目にあう可能性があるんです。
写真を貼っていないと「本気度」を疑われる!
採用する側の企業は、求める経験・スキルを満たしているのはもちろんのこと、「本気で自社で働きたい!」と考えている入社意欲が高い人と一緒に働きたいと考えています。
この現実がある中で、履歴書に写真を貼っていない候補者に対して、企業は「書類選考に通ればラッキーという感覚で、数多くの企業に適当に応募しているのだろう」「落ちたら勿体ないという感覚で写真すら張らないのだろう」「自社に対する入社意欲は低いのだろう」と判断します。この印象の悪さが何をもたらすのか、敢えて言う必要はないですよね。
写真を貼っている候補者がいます。
写真を貼っていない候補者がいます。
企業としては当然「前者」を優遇します。
つまり、写真を貼っていないという理由だけで、不採用の確率が高まるんです!
写真が原因で落ちる・・・馬鹿らしくないですか?
これが、履歴書には絶対に写真を貼るべき理由です。
だかが写真一つですが、あなたの性格や本気度、そして第一印象が問われています。
履歴書には絶対に写真を貼りましょう!