仕事が嫌い...。
これにも様々な要素がありますが、ここで言う「仕事が嫌い」とは以下のようなものを指します。
- そもそも働きたくない
- 仕事というものに疑問を感じる
- あと何十年も働くことを考えると嫌気が指す
- 人生の大部分を仕事に割かれるのが嫌
- 本当はやりたいこと、達成したいことが別にある
これらの思いを根底に持って転職するとどうなるのか?
必ず、また転職したくなる!
これがこの疑問の答えです。
何故かというと、仕事(お金を稼ぐ)というものは総じて大変で、例えどんな仕事であったとしても「仕事であるが故の嫌になるポイント」というものが存在するからです。
つまり、「仕事が嫌い」という問題は転職して解決される問題ではないということ。
転職初期は錯覚に陥りやすい!
転職すると環境が大きく変化するので「新鮮さ」がありますし、入社初期は大きな仕事を任されないので、責任が薄くて楽です。
また、新たなことを習得していく楽しさや、同僚と打ち解けていく快感もあります。
でも、結局は仕事なので、環境に慣れて一定期間経過すると、以前と同じような「仕事に対する嫌気」が発生します。
結果、また転職に逃げたくなるのです。
もちろん、転職は「悪」ではありませんが、無意味な転職を繰り返すことは避けなければなりません。
何故なら、今の日本社会に転職回数が多いことを評価する土壌はなく、回数が増えるとそれだけで敬遠され、あなたの望む会社に入れなくなる可能性が各段に高まるからです。
その行く末は、誰もが避けたい業界や会社にしか相手にしてもらえなくなる、といったものです。当然、それらの会社は総じて厳しいことが多く、嫌になる可能性も更に高まります。
そして、また転職...。
結果、転職悪循環に陥り、どん底にたどり着いて後悔するんです。
「あぁ、あの時転職せずに頑張っていれば今頃は...。」
では、どうすれば良いのか?というのが重要な論点です。
また、そもそも論として、「仕事が嫌なんて、大多数の人が思っていることではないのか?」という点にも触れていこうと思います。
何故、仕事が嫌いなのに働き続けられるのか?
安心して下さい、仕事が嫌だと感じているのは決してあなただけではありません!
それでも働き続けることができるのは、以下の要素があるからです。
- 覚悟を決めて、受け入れている
- そうせざるを得ない状況に追い込まれている
まず、生きていくには少なからずお金が必要なので、大きな資産を持っている人でない限り、仕事でお金を稼がなければなりません。
たとえそれが ”嫌いなものであったとしても” ということです。
ある程度の社会人経験を積むと、否が応でもそれに気付いてしまうんですね。
若い時は色々と考え、もがき、人生を模索します。
でも、ある程度の社会人経験を積むと「社会の現実」や「社会の厳しさ」を身をもって体験することになり、その結果としての「覚悟」や「受け入れ」が発生するんですね。
諦めの境地といったところでしょうか...。
状況がそうさせている!
働かざるを得ない状況だから、仕方なく働いている!
実際はこの理由が大半だと思います。
前述した人生を設計するためもそうですが、状況という意味での最たるものが「結婚」ですね。
- 家族のため
- 子供のため
- ローンの支払いのため
この想いや責任はとてつもく大きなパワーを生み、嫌いな仕事を継続させられるだけのものなんですね。
働きながらも平行してプライベートの人生も流れているので、その状況が「働かざるを得ない状況にさせている」ということですね。
結局は、この状況が上記の「覚悟」や「受け入れ」を誘発しているとも言えます。
- 彼氏・彼女はいらない
- 人間関係も最低限でOK
- プライベートの充実も最低限
- 結婚しない
逆に考えると、これらの要素を受け入れられるのなら、低報酬の楽な仕事で「嫌いな仕事」のレベルを抑えることは可能です。
仕事が嫌いを解決するため、転職をどう活かすか!?
仕事が嫌いを理由に安易に転職すると、再転職の道に進む確率が高い...。
そんなお悩みを持つあなたに一つの行動指針を紹介させて下さい。
- 仕事の何が嫌なのか、その根本原因を探る
- 根本原因を除去する方法を探し、どう行動するかを決定する
- 転職を根本原因を除去する手段として利用する
この行動指針を、私のケースを例に簡単に説明させていただきます。
仕事の何が嫌かは人それぞれですから、あくまでも一例として参考にして下さい。
私は、人生の7割以上が仕事という強制的なものに割かれることが嫌でした!
会社に属して働いていると、決まった時間・曜日に出勤しなければなりませんよね。
その結果、「やりたいことができない」&「会いたい人にも会えない」といったことが発生するわけですが、そんな人生がこれからも続くことに耐えられなかったんです。
要するに、仕事そのものが嫌だったわけではなく、「自由を求めていた」ということですね。
この根本原因を見つけた私は、以下のように考え、行動しました。
- 会社組織からの解放を目指す必要がある
- 何らかの収入源は確保しなければならない
- 自由を確保しつつお金を稼ぐにはフリーランスしか道はない
- 自分でも出来ること(出来そうなこと)がないかを探す
- 早期の収益化は困難なので、会社で働きながら並行して実行する必要がある
- 並行して実行するには、より多くの時間を確保できる仕事に就く必要がある
- 給料は度外視で「残業がない(少ない)、最低週休2日」などの条件面を最優先に転職する
- 仕事と両立して作業を進める
- 会社を辞めてフリーへ
仕事に対して何らかの嫌な思いを抱いている場合、その嫌な部分を取り除かない限り、仕事は嫌であり続けます!
ゆえに、何が嫌なのかを自分の心に問うて「根本原因」を探って下さい。(どんな人生を送りたいのか?と考えてもOKです。)
そして、その根本原因を取り除くことに徹底的にこだわり、転職が必要なら賢く利用して下さい。
何も考えることなく、ただ単に目の前の仕事から逃げての転職は、何も解決してくれません。