転職をするにあたって、「取り敢えず転職サイトに登録する」という方は多いはず。企業を知るのにこれほど便利なものは存在しませんし、実際に多くの人が転職サイト経由で転職を実現させています。
ただ、こんな疑問を抱える転職希望者も多いのではないでしょうか。
結局、どの転職サイトを利用すれば良いの?
優先的に登録すべき転職サイトはどれ?
ここでは、この疑問を解決するため、転職サイトの3大手を比較しています。
- リクナビNEXT
- マイナビ転職
- エン転職
各サイトの持つ特徴や活用法を理解し、賢く利用しましょう。
1.リクナビNEXT
転職サイト最大手として君臨する「リクナビNEXT」の特筆すべき特徴は、「採用本気度が高い企業の求人が多い」「大量募集の求人が多い」というものです。
その理由は、掲載料金が非常に高いからです。転職サイトの中で最も高額であり、何十万、何百万という掲載料金がかかります。つまり、企業は高額な料金を支払ってまで求人掲載しているわけで、是が非でも採用を成功させたいと考えています。
また、少人数(1人、2人)を雇うのに高額な転職サイトは利用しないので、5~10人、またはそれ以上の大量採用を考えている企業の求人も多くなります。
これが事実だからこそ、リクナビNEXTは「転職決定数No.1」という数値を誇っているんですね。
また、リクナビNEXTに求人掲載できるという事実、これは「採用にお金を使える企業」「経営状態が良好な企業」と考えることもできます。つまり、ある程度の利益を確保できている「良質な企業」の求人が多いことを意味します。
ただ、だからと言って「大企業の求人しかない」というわけではありません。実際のところ、掲載企業の6割が従業員数100名以下の企業です。大手から中小まで幅広く扱っているのがリクナビNEXTです。
2.マイナビ転職
マイナビ転職は「求人数が非常に多い」「若年層向けの求人が多い」という特徴を有しています。
まず、掲載料金が比較的安いので、多くの求人が集まります。これは、「マイナビ転職になら掲載できる」という企業が多いからです。掲載する案件数ではなく「社数」を重視しているので、多くの企業との出会いを提供してくれるサイトだと言えます。
また、第二新卒をはじめとする若年層の転職希望者に優しいサイトです。
若年層向けの求人が多いのはもちろんのこと、「業界未経験OK」「職種未経験OK」と細かく条件が設定されており、社歴の浅い若年層でも自分にマッチした求人を探しやすく工夫されています。
求人に関しては、中小企業から大手まで幅広く扱っています。リクナビNEXTと比較すると、企業規模は若干小さくなるという認識でOKです。
3.エン転職
エン転職(エンジャパン)は、「良質な中小企業の求人が多い」という特徴を持っています。リクナビNEXTやマイナビ転職に比べると、「量」よりも「質」を重視したサイトです。
エン転職は「転職者の入社後の活躍を支援するサービス」を掲げており、ユーザーファーストなサイトです。入社後に、「想像していた仕事・職場ではない」というギャップを減らし、転職を成功してもらうために「正直で詳細な情報の提供」を目指しています。
基本的に転職サイトは、お金さえ支払えば「目立つ位置に大きく」「検索上位」に掲載が可能です。
一方、エン転職は「求職者には企業規模やネームバリューだけで選んでほしくない」という思いから、企業側がお金を積んでも掲載を上位にすることができない仕様になっています。
掲載を依頼する企業もこの特徴を把握しているので、良質な企業として自信のある企業が集まっていることが考えられます。エンジャパンも中小から大手まで幅広く掲載されています。ただ、上記2社と比較すると圧倒的に中小企業が多いです。
まとめ
各転職サイトの特徴をお伝えしてきましたが、基本的には「全部利用する」というのが賢い選択です。
その理由は、それぞれに独占求人の割合が高いからです。つまり、そのサイトを使わないと出会えない求人が多いということです。「自分にとって最適な企業」と出会う確率を高める意味でも重要なことです。
全て無料で利用できるわけで、自ら可能性を狭める必要はありません。転職を成功に導くために3大転職サイトを賢く利用しましょう。
ただ、敢えて優先順位を付けるとしたら、転職決定数がNo.1の「リクナビNEXT」が最上位です。まず手始めにいずれかに登録したいと考えている方は、是非とも「リクナビNEXT」から始めて下さい。