転職活動では、マリッジブルーならぬ「内定ブルー」に陥る人がいます。
志望先から内定を貰ったが、承諾の踏ん切りがつかない!
そんな状態ですね。
人間は変化を怖がる生き物ですし、いざそれが可能となると、悪いことも含めてあれこれ想像してしまいますからね。
転職は人生そのものにも影響を及ぼすので、内定を承諾するにしても、辞退するにしても、後悔しない選択をしなければなりません。
- 転職の目的に立ち返って判断する
- 生の情報を仕入れて見極める
- 直感や違和感が原因の場合は...
仕事の満足度を決める4要素(収入・時間・やりがい・人間関係)を含め、内定ブルーに対する対処法を考えてみましょう。
転職の目的に立ち返り、情報を集めて判断しよう
まず最初にやるべきことは、そもそもの「転職の目的」に立ち返って判断することです。
- 何故、自分は転職を決断したのだろう?
- 今回の転職で何を手に入れたいのだろう?
この疑問と徹底的に向き合います。
転職先で「得られるもの」と「失うもの」を明確にするため、紙に書き出してみるのもアリです。
転職目的を実現できそうなら前向きに入社を検討すべきですし、そうでないならば「辞退」が正しい選択です。
転職の目的(手に入れたいもの)を実現できない会社に入社すると、極めて高い確率で「後悔」することになる!
転職活動は精神的にも肉体的にも厳しく、継続して活動していると疲弊していきます。
ゆえに、内定を貰うと「捨てるのがもったいない」という感情が生まれ、内定を承諾する方向に考えが誘導されます。
しかし、転職目的の実現という軸だけは絶対に除外していはいけません!
ここが満たされなければ、転職しても同じことで頭を悩まし、結局は再転職の道に進むことになるからです。
失うものがあることを理解する!
ここで一つ理解しておくべきことは、転職は全てがプラスに作用しないということ。
得るものがあれば、失うものがある!
転職ほどこの言葉がしっくりくるものはありません。
仕事の満足度を決める4要素は反作用的に結びついているため、全てがアップする転職は基本ないです。
- 収入
- 時間
- やりがい
- 人間関係
ゆえに、全てを求めてはいけません。
また、会社というのは、実際に入社してみないことにはその全容は掴めません。
ここに、絶対に避けることのできないリスクというものが存在します。仮に、この目に見えないリスクを恐れての「内定ブルー」であるならば、転職しないことです。
転職の覚悟ができていない状態だと思われるからです。
転職目的が実現されるのであれば、その他の部分には多少なりとも目をつぶりましょう。
マイナス面を受け入れる覚悟を持って臨まないと、転職は上手くいきません!
世の中に完璧な人間がいないのと同じで、完璧な会社なんてのは存在しないからです。
転職先の「生の情報」を仕入れて判断しよう
自分自身の勝手な想像やイメージ、情報収集だけでは、本当の意味で転職先を知ることはできません。
最も有効なのは、転職先に実際に足を運び、自分の目と耳で確認すること!
可能であれば、配属予定の現場社員さんとの「顔合わせの機会」を人事部にアレンジしてもらいましょう。
「入社後にスムーズに業務に入れるよう、現場社員さんの話を聞きたい!」
こんな風に伝えれば、前向きに検討してくれるはずです。
また、内定後に「条件提示面談」のある会社であれば、顔合わせや職場見学をさせてくれる可能性が高いので、この機会を最大限利用しましょう。
実店舗や支店を通して「一般消費者」を相手にしている業態の場合は、実際に店舗に足を運び、自身の働く姿を想像してみるのも手です。
その際は、特定の店舗だけでなく、複数の店舗を回り、実際に働いている社員の人に話を聞いてみましょう。
直感や違和感が「内定ブルー」の原因である場合
明確な理由はないが、漠然とでも以下のように考え、内定ブルーに陥っている人もいるかもしれません。
- 何かが引っ掛かる...
- 漠然とではあるが、辞退した方が良い気がする
- 嫌な予感がする
- 本当にこの会社でいいのか?という疑問が拭えない
内定を獲得したということは、何度か転職先に足を運び、面接を通してその会社で働く人と話し、会社の雰囲気も感じたはずです。
この経験から得た感覚が、「違和感」「回避欲求」「危険信号」であるならば、その感情は信じるべきかもしれません。
何故なら、人間のそうした感情(感覚)は正しいことが多いからです!
仮に、採用過程を通して、「この会社で働きたい」といったプラスの感情が発生すれば、即承諾へと舵を切るものですからね。
でも、それができない...。
これは、あなたに「回避(辞退)せよ!」という信号を発しているのかもしれません。
類似情報!
面接での「違和感」は正しいことが多く、信じるべき感情だ!
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