転職の採用過程の中で最もプレッシャーを感じるのが面接ではないでしょうか。
そんな中で、面接の流れや質問内容をイメージできていないと、不安もプラスして心の状態は最悪になってしまいます。結果、想像していなかった質問を投げかけられ、焦って意図しないことを口走ってしまう・・・。面接ではそんな失敗が多いものです。
ですから、面接に少しでも心に余裕を持って臨むため、大まかな流れや質問について把握しておくことは大切なんですね。そこで、転職面接の一般的な流れについてお伝えします。その流れを参考に、事前シミュレーションや回答準備を行いましょう。
- 入室・挨拶
- 自己紹介
- キャリアの確認
- 転職理由・志望動機の確認
- 最終質問
入室・挨拶
面接担当者が待つ部屋に入室する場合、ノックして「どうぞ」と言われてからドアを開けましょう。逆に、自分が先に面接室に入って待っている場合、担当者が入室したら立ち上がって挨拶しましょう。イスに座り続けたまま応対するのはNGです。転職の面接では後者のパターンが多い様に思います。
自己紹介
昨今は「自己紹介」から面接が始まることが多く、ここでは経歴、経験職種、PR、志望動機を簡潔に伝えます。自己紹介はあなたの第一印象を決定する重要なものですから、まとまり無くダラダラと長い話は避けましょう。
キャリアの確認
あなたの過去の「経歴(職歴)」、今後の「キャリアプラン(夢)」について問われます。ここでは、経歴(職歴)の事実を伝えると共に、応募企業で活かせるであろうスキルや経験をアピールすることが求められます。ただ、自分の能力を超えた過大評価は必要ありませんから、等身大の自分を伝えることを心掛けましょう。
転職理由・志望動機の確認
キャリアを踏まえ「転職(退職)理由」と「志望動機」が問われます。
転職(退職)理由は不平不満ではなく、前向きな姿勢を伝えることが大切です。志望動機に関しては、企業研究を行った上で「なぜその会社を選んだのか」「なぜその会社でないと駄目なのか」を意識した回答を心掛けましょう。また、転職理由と志望動機が連動していることも重要で、そこに一貫性があると話す内容に信憑性が生まれます。
最終質問
面接の最終段階では、応募者側から質問できる「逆質問(最後の質問)」の場が設けられます。転職面接ですから「特にありません」は避けるべきものとなります。ただ、企業HPや応募要項で確認できる様な質問、的外れの質問も意味がありません。何が求められているのかを把握して、しっかりと準備しておきましょう。
転職の面接は基本的にはこの流れで進んでいきますが、応募企業やその時の状況によって順序は変化します。面接はコミュニケーションの一貫ですから、臨機応変な対応が求められるのは言うまでもありません。
ただ、注目されるポイント(質問内容)はどの会社でも同じ様なものです。ですから、そのポイントに応じた質疑応答のシミュレーションをしておきましょう。それを万全に対策しておけば、順序が少し変わろうが余裕を持って対応できます。