ここでお伝えするのは、面接において「話を盛ってはいけない」ということではありません!
自分をより良く見せるために「盛る」のは普通のことですし、内定獲得においては「必要なこと」だとも言えます。
面接は「本音と建前が入り混じった探り合いの場」なので、実際に体験した仕事上のエピソードや実績値を「盛る」のは許容範囲です。
営業成績が社内で5位 ⇒ ベスト3に入りました
このように伝える方が印象は良くなりますよね。
では、どんな「盛り」がいけないのか?
それがここでの本題です。
面接には盛ってはいけない話も存在する!
面接において、「出来ない事」&「未経験の事」を盛るのはいけない!
もっと分かり易く言うと、「本当は出来ないのに、出来る(経験有)と嘘を付く」ということですね。
転職では即戦力性が重視されるので、「企業が求める経験・スキル(must)」と「あなたの持つ経験・スキル(can)」がマッチしてはじめて採用へと繋がります。
ゆえに、面接で「出来ますか?」と聞かれると、つい「出来る!」と嘘を付いてしまうんですね。「出来ないと答えると不採用になってしまう」と考えるからです。
この気持ちは非常に良く分かりますが、よく考えなければなりません。
仮に採用となった場合、出来る貞で現場に配属されてしまう!
当然、現場も「出来る人が配属される」と知らされているので、あなたに期待しています。
なのに、逆の結果となったとしたら、どうなるでしょうか?
- 現場はあなたに幻滅するかもしれません
- 「仕事が出来ない人」というレッテルを貼られる可能性もあります
- 会社にとっても期待外れの人材となり、あなたに対する見る目も厳しくなるでしょう
こんな状態で気持ち良く働き続けることができますか?
恐らく、それは難しいでしょうし、嘘で盛ったことを後悔するはずです。で、最終的にその現実に耐えられなくなり、再転職の道に進むのです。
大袈裟だと思うかもしれませんが、実際によくある事例の一つです!
これでは、あなたと企業の双方が不幸になってしまいますよね。
要するに、出来ることに対して盛るのは問題ないが、出来ないことに対して盛る(嘘を付く)のは絶対に避けるべき!ということです。
何故なら、それは誰も幸せにならない「盛り」だからです。
内定目的の嘘の「盛り」にも気を付けよう!
面接に臨むにあたっては、以下の「盛り」は避けなければなりません。
- 出来ない(経験がない)のに、出来る(経験有り)と嘘を付く
- 自分の能力・経験を越えた人物像を演じる
- 求められる役割やミッションを安易に引き受ける
面接で業務に直結するスキルや経験を盛れば、あなたに内定という一時的な幸せをもたらしてくれるかもしれません。
でも、そんな一時的な幸せよりも、今後も長く続く社会人人生の充実を望んでいますよね?
あなたの転職の目的は、内定を得ることではないですよね?
これにYESと回答するのであれば、盛るべき話を見極めなければなりません。
適切な盛り ⇒ 印象UPが内定確率を高める
間違った盛り ⇒ あなたと企業の双方が不幸になる
この事実をしっかりと理解して話を盛りましょう!