新卒採用、転職に限らず、採用面接では必ず「志望動機」を問われます。
その際「興味があったから」or「興味を持ったから」を前面に押し出す人がいますが、果たしてこれは正しいのでしょうか。
- 昔からパソコン関係に興味があったから【IT・事務職関連】
- ファッションに興味があるから【アパレル関連】
- ゲーム作りに興味があったから【ゲーム業界】
- 美しい建造物に興味を持ったから【建築士・土木関連】
- 絵を描くことが好きだから【WEBデザイナー、イラストレーター】
- 文書を書く仕事に興味を持ったから【ライター、新聞記者】
一見、聞こえのいい「興味がある」という志望動機ですが、アピール力(プラス要素)はゼロに等しいのが実情です。
つまり、志望動機として語るのは不適切であるということ。
これが意味するところを詳しく解説していきます!
企業は「興味がある人」を採用したいのではない!

面接に臨むにあたって、是非とも知っておいて欲しいことがあります。
企業は、自社の事業や商品・サービスに興味がある人を採用したいのではない!
企業が求めているのは、雇用することで自社に利益をもたらしてくれる人材である!
これが採用の本質であって、それ以上でもそれ以下でもありません。
この根本的な事実をしっかりと理解しておく必要があります。
例えば、アパレルの世界で言うと、採用したいのは以下のような人です。
- 販売員としてたくさんの商品(服)を売り、より多くの売上をもたらしてくれる人
- 店長として店舗全体を管理し、売上予算を達成してくれる人
決して、服やファッションに興味がある人ではありません。
企業からすると、上記の条件を満たしてくれれば、「服に興味があるかどうか?」なんてことはどうでもいいわけです。
仮に、あなたがアパレル店舗を経営する社長だとしたら、以下どちらを販売員として採用しますか?
- ファッションに強い興味を持っているが、接客が苦手で、毎月100万円しか売り上げられない人
- ファッションに興味はないが、接客スキルが高く、毎月200万円の売り上げられる人
この疑問の答えが、この表題の明確な答えとなります。
要するに、「興味がある」&「興味を持った」は、仕事の能力と全く関係のない要素なので、評価基準になり得ない!
何よりも、会社というのは、個人の「興味があること」を実現させてあげる場ではないですからね。
また、応募企業(関連商品)に全く興味を抱かない人は、そもそも応募しません。
つまり、応募者全員が少なからず興味を持っているので、この動機ではライバルと差別化できないのです。
この志望動機が通用するのはアルバイトまで!
志望動機の回答として適切ではない!!

面接に臨むにあたって、もう一つ知っておいて欲しい重要事項があります。
志望動機とは、「応募企業でなくてはならない理由」を語るものである!
分かり易く言うと、「数ある同業他社の中で自社を選んだ理由」を聞かれているということ。
つまり、「興味があるから」という話は、そもそも論として志望動機として不適切なんですね。
あなたは数ある同業他社の中で、何故、うちの会社を選んだのですか?
募集職種の〇〇に興味があるからです!
応募企業を選んだ理由としては不適切ですよね?
採用側からすると、「〇〇の職種に就ければどの会社でもいいんだ」と感じてしまうので、評価が下がることはあっても、高まることはありません。
志望動機では、同業他社の中で応募企業を選んだ明確な理由を語り、入社意欲をアピールしなければならない!
これが2つ目の理由です。
面接で「興味がある」が効果を発揮する場面!

応募企業と関連のあるものに「興味がある(興味を持った)」というのは、決してマイナスではありません。
ゆえに、自身のPRポイントとして語るのは問題ありませんが、その場合でもプラスアルファが必要です。
模範回答(パソコンに興味・IT業界(SE)志望
私は、社会に出てパソコンに触れる機会が増えたことで、ITというものに強く興味を持つようになりました。
その興味が高じて独学でプログラミングを学習するようになり、今では簡単なゲームを作れるレベルに達しております。ゆえに、業界未経験ではありますが、ある程度の知識やプログラミング論を理解しております。
もし採用されましたら、一流のSEとなれるよう日々精進し、御社に必要不可欠な人材となって貢献したいと考えております。
この例文のように、「興味がある ⇒ だから〇〇ができる ⇒ 結果的に貢献できる」を連想させる回答であれば、採用の本質を満たした訴求力の高いアピールとなります。
ここまで語って初めて、「興味がある」という要素がプラスに転じるんですね。
- 志望動機を問われたら「応募企業を選んだ明確な理由」を語る!
- 面接で「興味」をアピールする場合は、採用の本質を満たしたプラスアルファーを追加する!
実際の面接の場で、「興味があった(興味を持った)」を志望動機として語る人は少なくありません。
ゆえに、上記の2点を満たした回答を準備しておけば、あなたは候補者の中で一歩抜きん出ることができるはずです。
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