転職で重視されるのは経験・実績・スキルであって、学歴は関係がない!
転職はこのように語られることが多く、大きくズレてはいません。
しかし、これはあくまでも「大卒」を前提とした話であって、高卒には該当しないのが実態です。
- 最終学歴「高卒」が選択肢を狭める
- 高校卒業後の歩みによって、状況はさらに厳しいものに
ここでは、高卒転職の「厳しい現実」をお伝えするとともに、この現状を踏まえてどう転職(就職)を実現していくかについて言及しています。
厳しい現実を勝ち抜くための参考になりましたら幸いです。
高卒がゆえに選択肢が極端に狭くなる!
全ての「高卒者」に当てはまる厳しい現実、それが需要の問題です。
日本の社会は、「大学まで進学するのは当たり前だろう」といった考えに支配されており、実際にこの選択をする人が圧倒的に多いです。
ゆえに、企業も以下のように認識している現実があります。
- 大卒 = 普通
- 高卒 = 普通じゃない
その結果、求人の応募条件に「4大卒以上」を懸念を抱くことなく設定します。
実際に転職(就職)活動している人は、既にこの条件の壁に何度もぶち当たったことかと思います。
私自身は大学中退・専門卒ですが、「4大卒以上」の壁に何度も阻まれ、苦虫を嚙み潰したことを今でも鮮明に覚えています。
高卒だとそれ以上なので、状況はかなり厳しいですよね。
- 応募条件が壁となり、選択肢が大幅に制限される
- 学歴不問を掲げる会社・業界・職種を選択せざるを得ない
ここに、高卒者全員に共通する「厳しい現実」が存在します。
企業も、「高卒の中にも優秀な人がいる」といったことは理解しています。しかし、「圧倒的大多数である大卒の中にも優秀な人がいるので、その中から選べばいい」という感覚なんですね。
何とも悔しいところですが、応募条件を設定する権限は企業にあるので、ここに憤りを覚えても何も解決しません。
高校卒業後の歩みによってはさらに厳しい状況に!
ここまでは「高卒者」を一括りにしてお話ししてきましたが、単に「高卒」とは言っても、これまでの歩みからも厳しさは大きく異なります。
- 高校卒業後、正社員として働いてきた人(現在進行形)
- 高校卒業後、正社員として就職したが、退職して定職に就かずに過ごしている人
- 高校卒業後、一度も定職に就くことなく、フリーターとして過ごしている人
同じ「高卒」とは言っても、どの道を歩んできたかで「市場価値」は大きく異なります。
もちろん、転職市場での価値は以下の通りです。
「1 > 2 > 3」
①に該当する人であれば転職のチャンスが多いのはもちろん、これまでの経験・スキルによっては「応募条件」の壁を超えての転職も可能です。
逆に、②③に該当する人は更に厳しい現実に直面します。
これは何も「高卒」だからというわけではなく、「大卒」であってもこの状況であれば同じですね。
- 基本的に企業は「現在進行形で働いている人」を評価する
- 中途採用においては「社会人(正社員)経験の有無」が重要になる
ゆえに、②③に該当する人は、学歴云々を抜きにしても厳しい状況に追い込まれやすい...。
前述した「需要の少なさ」も相まって、その厳しさは相当なものです。
高卒でも転職(就職)のチャンスは広がっている!
高卒者にとっては非常に厳しい内容だったかもしれませんが、悲観的になる必要はありません。
昨今は、働き方が多様化している影響で「学業終了 ⇒ 会社に属する」ということが、必ずしもお金を得る手段ではなくなってきました。
また、学歴においても「大学進学」だけが道ではないことも、徐々に行動として表れています。
超高齢化・少子化の波が、これらの状況に拍車を掛けている!
ゆえに、企業は「人を雇いたくても雇えない」といった状況に陥っており、慢性的な人手不足が続いているんですね。
企業は「学歴」で応募者を絞っている場合ではなく、広く応募を募る必要に迫られています。
つまり、高卒であっても十分にチャンスがあるということ。
この状況を真に体現しているのが、特化型エージェントの登場です。
ゆえに、高卒で厳しい現実に直面している人は、一度でいいからプロに頼って下さい!
厳しい状況下での転職の「やり方」や「考え方」を学ぶのです。
例えば、以下のエージェントを利用すれば、高卒でもメインターゲットとして扱ってくれるので、あなたの転職(就職)を実現する力となってくれるはずです。
ターゲット
社会人経験の浅い第二新卒(就職して3年以内)、学歴弱者(高卒など)、既卒未就職者(正社員経験なし)などをターゲットとしている。もちろん、紹介される企業はこれらの属性の方の採用を考える企業のみ。但し、20代であることが利用条件。
第二新卒エージェントneo
第二新卒、既卒、フリーターの転職・就職に特化したエージェント!
一般的なエージェントでは敬遠されがちな「社会的弱者」&「学歴弱者」に強く、親身なサポート(1人あたり平均8時間)を強みにする会社です。
いい就職ドットコム
第二新卒・既卒未就職者・留学帰国者・新卒をメインターゲットとする就職(転職)支援サービスです。
取り扱い求人の「質」にこだわりを持つ会社で、一般的なエージェントとは異なり、事前にある程度の求人の閲覧も可能です。
マイナビジョブ20s
マイナビ唯一の20代専門の転職支援サービスです。
第二新卒・既卒未就職者を中心に、20代の支援に特化しており、この「専門性」にこそ大きな利用価値があります。
あなたが20代で高卒という最終学歴であるのであれば、これらの特化型エージェントのサポートに期待してみてはいかがでしょう。
これまで一人で活動してきた人であれば、必ず何かしらの気づきが得られるはずです。
たとえ対象のエージェントで転職(就職)を実現できなくとも、ここで得た知識は今後の活動でも活かせますからね。
また、高卒者が大手の有名エージェントを利用すると、以下のような対応になりがちだというのも理由です。
- サポート自体をお断りされる
- 紹介求人が極少
- 市場価値が低いという理由で、後回し的な扱いを受ける
- 腕の悪い担当者や新人を割り当てられる
逆に、特化型を利用すれば、メインターゲットなのでこのような扱いを受けることはありません。
絶対だとは断言できませんが、その可能性が低いのは紛れもない事実です。
どうぞ、ご検討下さい。