英語力のある「理系」には希少価値がある!
理系出身、TOEIC700点、読み書きはできるし、ある程度なら話すこともできる。このレベルにあると、満点とはいかなくても、転職市場では一定の価値があります。何故かというと、理系出身者には英語が苦手な人が多く希少価値が高いからです。
たとえば、「海外製品を導入したはいいが、仕様書が英語で書いてあった」なんて時に活躍できるわけです。分からない単語があったとしても、辞書を引きながら読めば理解できるレベルであれば、上司からも「あいつは役に立つよな」なんて評価も貰えるはずです。
WEB業界で、トップクラスの技術力を持つITエンジニアにもなると、ほぼ毎日英語を使うそうです。何故なら、最新の技術は、主に「アメリカのシリコンバレー」や「インドのバンガロール」で生まれており、それらの技術的知識が日本語に訳されたものが日本に流通する頃には、すでに時は遅し...だからだそうです。
最近では、国内メーカーで働いている人も、英語と無縁ではいられません!
品質の高い製品を開発しても、国内市場だけでは見込める売上が小さく、海外に向けて拡販することが最重要課題となっている企業が多いのです。また、販売だけでなく、原材料や部品の仕入れという面でも、海外からより良いもの、より低コストのものを仕入れなくてはなりません。
こうした実情から、英語が全くダメという人が採用されるのは、国内の売上高比率が70%以上を占めるような「ドメスティックな企業」や海外で通用する製品を持たないマイナーな企業に限定されます。そういった企業に、今後10年~20年先の未来に希望があるのかというと、かなり怪しいところです。
こうした社会情勢を考えても、「理系で英語力がある!」というのは大きな価値なんですね。
英語力に一定以上の自信があり、理系出身、技術職やメーカーにも興味がある! もし、あなたが該当するのであれば、大きな可能性を秘めているのです。求人概要に「英語力」に関する表記がなかったとしても、アピールことで未来が開けるかもしれません。