男性は年齢を重ねる程に自身の「身だしなみ」にルーズになりがちですが、もちろん、面接では「身だしなみ」も評価の対象になります。それ故に、面接に臨む際は「見た目」にも気を配る必要があります。
基本的に、男性は「スーツ」で面接に臨めば間違いはないので、多くの人がその選択をしますし、女性に比べて楽ではあります。ただ、ほぼ全ての人がスーツだからこそ、「髪型」「ネクタイ」「足元」「ベルト周り」といった点が注目されることになります。
心証を損ねない為にも4つの点を意識して面接に臨みましょう。
髪形は「人のなり」が出やすい部分なので注意が必要です。
長髪や染髪は見る人によっては大きく評価を落とすので、面接官に左右されないよう、適度な長さに切りそろえ、色は「黒」で臨むことです。失業状態で転職(就職)活動している人は床屋代を節約しがちですが、ここは節約していはいけないポイントです。
白髪は年齢を重ねると仕方のない部分ですが、老けて活気なく見える可能性があるので、万全を期すのであれば染めることをおすすめします。
襟元は、顔を見た時に必ず目に入る箇所なので手を抜かないことです。
アメリカの大統領は、パワータイといって、ここ一番に赤いネクタイを付けることで有名です。それくらい、ネクタイというのは人の表情を左右するものです。面接の際は、ネクタイやシャツで若々しくエネルギッシュな自分を演出しましょう。
重要なのは「色」で、若い人であれば「白」で問題ありませんが、中高年の転職者には「ブルーのシャツと赤いネクタイ」をおすすめします。これだけでも見た目が若返ります。ワイシャツについても、価格よりも色味が良く、糊が良くきいているものが好感を与えやすいです。
足元は隠すことができないので、面接官の目に留まる重要箇所となります。
高級な靴である必要はないので、安価でも「新しい靴」を調達して臨むことをおすすめします。普段もスーツで仕事をしている人は、いつも履いている靴で面接に臨むかと思いますが、皮が一部剥がれているなどの状態はご法度です。
着席すると露わになるベルト周りも要注意箇所となります。
スーツの着崩れが最も表れるのがベルト周りで、特に、着席するとだらしなさが一気に明らかになります。シャツがくしゃくしゃ、シャツが飛び出している、センターがずれている・・・。表面を繕っても、裏がこれだと心証は良くないので注意が必要です。
その他、盲点になりがちなのが「眼鏡の汚れ」で、レンズに脂の浮いた状態は不潔な印象を与えてしまいます。また、夏は「汗」にも注意が必要で、面接時間ギリギリに着いて「汗が引かない状態で面接に臨む」といったことがないようにしましょう。
他人というのは、自分が思っている以上に細かいところを見ています。ましてや採用担当者ともなれば「見る目」は更に厳しくなるのが普通です。身だしなみなんて関係ないだろう・・・と軽視されがちですが、一度心証を悪くしてしまうと、その後に続く質疑応答にも悪影響を及ぼすものです。
面接に臨む際には「身だしなみ」にもしっかりと気を配りましょう。