新卒就活時に、以下のような「ブランド力のある会社」への就職を考えていた方は多いのではないでしょうか。
- 知名度のある会社
- 就職人気ランキングに入っている会社
- 有名な社長がいる会社
- 東証プライム(旧東証一部)に上場している会社
この影響から、転職時にもこうした大手有名企業を志す人がいらっしゃいます。
以下のように理由は様々でしょうが、「転職においては大手志向は持たない方が良い」というのがここでのお話です。
- 安定した大手有名企業に転職したい
- どうせ転職するなら、胸をはれる会社に
- 新卒就職時に実現できなかったから
何故なら、大手(ブランド)志向が災いして、転職で「損」をする人がとてつもなく多いからです。
たとえば、ブランドに目を奪われがちな人は、誤った視点で企業を選んでしまう傾向にあります。
- 転職の目的が解決できない会社
- これまで積み上げてきた経験・スキルが活かせない会社
しかし、本来転職とは、「今の会社では解決できない問題を解決するため」or「キャリアアップを実現するため」に行うはずです。
でも、ブランド志向を持っていると、大手有名企業に入社することが第一目的になってしまい、最も重要な「転職理由の解決」を疎かにしてしまうんですね。
結果、転職が失敗に終わります。
大手(ブランド)志向で満足できるのは、内定を得てから入社するまでの間だけである!
社会人人生において重要なのは、会社に入社してからですよね?
一時の満足感を得るための転職は、人生においてはマイナスにしか作用しません。
「何故、転職することを決めたのか?」
この疑問にしっかりと向き合い、転職目的を達成できる会社を探しましょう!
転職が成功する人は、自分が活躍できる会社を選ぶ!
転職が成功する人や、キャリアデザイン意識が高い人は、知名度や企業規模に関係なく、組織やビジネスそのものが成熟していない会社を選ぶ傾向にあります。
その種の会社を選んだ方が、「自分の活躍する場がある」と考えるため!
業績が不安定、課題が山積み、人材不足で忙しいなど、ある側面だけを見ると将来に対して不安を覚えるかもしれません。
しかし、数々の問題を抱える発展途上の会社だからこそ、あなたの存在が注目されると言えるのではないでしょうか。
逆に、業績が安定し、人材も豊富な大手企業の場合、あなた個人の存在価値は決して大きくありません!
実際、自分の存在価値が高い会社で働いている人の方が、リストラの心配もなく、雇用は安定しており、キャリアの面でも大きな可能性を秘めているのです。
- 成熟した大手企業が中途採用を行う理由は、単に、辞めた人員を補充するといった「穴埋め」的な要素が強い
- 既に組織化されているので、あなたの「換え」となる人材はいくらでも探せる
- 外様ということで「昇進」の流れにも乗りにくい
- そもそも、安定している大手は離職率が想定内に収まるので、転職市場に登場しないことが多い
もちろん、業績が極めて悪く、潰れる寸前のような会社は避けるべきですが、知名度や企業規模に関わらず、以下の会社を探してみては如何でしょうか。
- 独自のキラリと光る技術や商品を持っている会社
- 無名でも「優秀な人材」が集まる会社
- これまで培った経験やスキルを存分に活かせる会社
大手志向が間違っているというわけではありませんが、企業規模(知名度)を第一条件として転職先を選ぶのは、多くの可能性を捨てる行為なのは確かです。
世の中で名前が知れ渡っている会社なんてのは、全体の1%未満に過ぎないですからね。
ブランド志向で会社を選ぶということは、世の中に存在する99%以上の会社を捨てることを意味する!
この点をしっかりと把握し、広い視野を持って転職先を検討して欲しいと思います。
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