転職エージェントの「推薦状」は選考を有利にしてくれるのか？

転職エージェント経由で応募すると、担当コンサルタントが企業に「推薦状」を送付するのが一般的です。

エージェントによっては、それが利点であるかのように公式サイトでアピールしています。

あなたの採用メリットを推薦状でお伝えするので、内定が得やすい！

果たしてこれは本当なんでしょうか。

この疑問を解決する形で、転職エージェントの「推薦状」について考えてみましょう。

ここは先に結論をお伝えします。

推薦状が選考を有利にしてくれることはない！

推薦状の効果を期待していた人にとっては残念な情報かと思いますが、これが嘘偽りのない真実です。

何故なら、企業は「推薦状」に書かれた情報を鵜呑みにはしないからです。参考程度に閲覧する、ただそれだけです。

例えば、推薦状に素晴らしい内容が書かれていても、採用側は自分の目で応募者を見極め、合否を判断します。

まぁ、冷静に考えれば当たり前のことですね。

転職エージェントがコンサルフィを獲得しようと必死なのは、企業にとっても周知の事実ですからね。

仮に「B」さんを採用する方がメリットがあると判断すれば、企業は推薦状の有無に関係なく、100％「B」さんを採用します。

これが採用の本質であって、推薦状の有無がこの本質を変えることはありません。

但し、マイナスではない！

推薦状が選考を有利にしてくれることはないですが、以下の流れを踏むことで力となってくれます。

また、あなたが伝えきれなかった部分をフォローしてくれることもあるので、選考突破に一役かってくれることも。

これらの点を考慮すれば、推薦状は決してマイナスではありません。

要は、あなたが推薦状の通り、または、それ以上の人物であることを採用側に提示できるかどうかです！

転職エージェントの「推薦状」に関しては理解いただけたと思います。

一つ確かなのは、推薦状にエージェントの利用を推進するほどの価値はないということです。

この判断は正しいとは言えません。

推薦状が無いよりはまし！

この程度の認識でいるべきで、過度な期待は禁物です。

転職エージェントの利用メリットは、各種転職サポート（応募書類の添削、企業に応じた面接対策、企業とのマッチング）にあるので、エージェントを利用する際はここに期待しましょう。