中途採用者を募る転職では「学歴」に対する採用側の注目度は低いですが、必ず記入する必要があるものとなります。また、応募条件に「〇〇卒以上」と設定されていることもありますから、条件を満たしていることを提示する為にも必要です。
ここでは、そんな「学歴」の書き方について、条件別の記入例を交えてお伝えします。
履歴書作成の参考にご利用下さい。
学歴の書き方とポイント
履歴書の学歴に関して、基本的な書き方とポイントをお伝えします。
- 基本は中学卒業から記入
- 学校名は省略しない
- 学部・学科・専攻も記入
- 浪人・留年は記入する必要なし
- 学歴とならないものは記入しない
- 留学は国名・学校名・学習内容を記入
中学卒業から記入するのが基本で、中学・高校に関しては卒業のみでOK。また、職歴が長くスペースが足りない場合は高校卒業(又は最終学歴)からでも問題はない。
中学、高校などと省略せずに「正式名称+中学校・高等学校」の形で記入する。
高校・大学・専門学校は学部・学科・専攻も記入するのが基本。
浪人・留年は欄を設けて記入する必要はなく、入学・卒業年を事実通り記載しておけばOK。
予備校、資格取得スクールなどは学歴に入らないので記入しない。
学歴として書けるのは1年以上の留学に限る。
条件別の学歴の記入例
履歴書の学歴に関して、条件別の記入例を提示します。
【基本パターン】
平成13月3月 東京都足立区立〇〇中学校 卒業
平成16月3月 東京都立〇〇高等学校 普通科 卒業
平成16月4月 〇〇大学 経営学部 経営学科 入学
平成20月3月 〇〇大学 経営学部 経営学科 卒業
【浪人した場合(入学年を事実通り記載)】
平成16月3月 東京都立〇〇高等学校 普通科 卒業
平成17月4月 〇〇大学 経営学部 経営学科 入学
平成21月3月 〇〇大学 経営学部 経営学科 卒業
【留年した場合(卒業年を事実通り記載)】
平成16月4月 〇〇大学 経営学部 経営学科 入学
平成21月3月 〇〇大学 経営学部 経営学科 卒業
【留学した場合】
平成16月4月 〇〇大学 経営学部 経営学科 入学
平成19月9月 アメリカの〇〇カレッジに留学 英語学習の為
平成21月3月 〇〇大学 経営学部 経営学科 卒業
【中途退学した場合】
平成16月4月 〇〇大学 経営学部 経営学科 入学
平成18月3月 〇〇(理由を記載)により中途退学
転職では、浪人や留年で年月が通常と異なっていても何も聞かれないことがほとんどです。「どんな会社で、どんな仕事を経験し、何ができるのか」という部分が中途採用の本質ですから、学歴は重要視されません。
その為、学歴に関しては、ルール通りに記載しておけば万事OKです。