過去の実績数値を示し、即戦力性をアピールすることが大原則!
営業職と一口に言っても、裾野は非常に広く、顧客対象が法人か個人か、営業スタイルが固定客深耕型か新規開拓型か、何を売るのか、で特性は大きく異なります。しかし、全てに共通するのは「売ってナンボ」「数字至上主義」ということで、売らないと営業としての存在価値はありません。
それ故に、即戦力性が極めて重要な採用基準となる40代においては、入社後に「確実に営業数値を叩き出せること」を伝えなければなりません。そのためには、「営業エリア」「商品」「顧客層」「営業スタイル」「ノルマ」「実績」などを適宜バランスよく盛り込み、職務経歴書を完成させる必要があります。
応募先の特徴に合わせて記載するのがポイント
職務経歴書に記載する内容は、応募先に合わせて表現を工夫するのがポイントです。
たとえば、同業種・同職種への応募の場合は、職務内容をこと細かに記載しなくても業界用語や専門用語は通じるので、シンプルに書いておけば問題ありません。その分、アピールすべき実績を定量的な表現で盛り込み、即戦力性をアピールします。
一方で、同じ営業職でも扱う商品が異なる場合は、その商品の特性や営業方法を細かく記載するよりも、「高額商品」「個人向け営業」などの共通点を、「貴社で活かせる経験・スキル」として訴求し、焦点がボケないようにするのがポイントです。
40代が故のよくある表記ミス
40代ともなれば、チームを率いて、所長として、など全体の業績を管理する立場にたつことも多いはず。その為、職務経歴書に「個人成績」と「チーム成績」を混同してしまうことがよくあります。
通常、職務経歴書に書かれた実績数値は個人のものとして見ていますが、自分を大きく見せたいが故に、チーム成績をさも自分一人の力で成し遂げたかのように書いてしまうんですね。
マネジメント面もアピールする為、チーム成績も合わせて記載することは問題ありませんが、個人・チームどちらの成績なのか分かるようにしておく必要があります。あきらかに矛盾する数値を書いてしまうと、確実にマイナス評価となるので注意しましょう。