転職サイトを筆頭として、ネット上で大量の求人情報が発信される中、更に一歩進んで「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が転職活動の主流になる」という話が一部で囁かれています。
事実、プロフィール機能やメッセージ送受信機能などが備わっているため、転職活動に役立つ可能性を秘めているとは言えます。また、更に時代が進めば、SNSが採用の主流になるなんてことも無きにしも非ずです。
しかし、「TwitterやFacebookをやっていたら、それが意中の企業の採用担当者の目に留まり内定につながった」なんて話は聞いたことがありません。SNSと連動した求人サイトのようなものも出てきてはいますが、求人数が少なく、掲載企業も特殊なことが多く、「利用したことで転職先が決まった!」なんて話も聞こえてきません。
SNSで採用活動を行うような「新しい試みを良しとしている企業」に入社したいと考えるのならば利用すべきですが、そうでないのならば、転職サイトなどを核とした活動方法がベターではあります。逆に、SNSに関して言うならば、今は「別の使われ方」がなされていると考えておくべきです!
アメリカを代表とする海外では、素行調査でSNSが閲覧されている!
SNSを利用することで転職を成功させる!という要素よりも、逆に、SNSが「本当のあなた」を知る為に利用されていると考えておいた方が良いでしょう。
その為、プライベート空間だからといって、勝手気ままに発言したり、砕け過ぎた写真を掲載するなど等身大の自分をさらけ出すことで、不採用につながるリスクがあるのです。(アメリカでは、素行調査のために応募者のFacebookをチェックすると言われている。)
日本企業でも採用担当者が応募者の名前でネット検索をかけ、SNSを閲覧することで「応募者の人となりをチェックする」ということが増えているようです。これが現状のSNSの利用のされ方なので、転職活動にSNSを積極的に利用するというよりも、SNSを利用していることで評価を落とさないよう注意しましょう。