ストップ

仕事内容が不満だから転職する…それ、ちょっと待った!

転職理由の上位に必ず挙がってくるのが、「やりたい仕事ができない」「やってみたい仕事がある」といった仕事内容に関する不満です。この不満を解消するために転職を利用するのですが、果たしてこれは正しい選択なんでしょうか。

もちろん、自分の満足できる(やりたい)仕事ができて、望み通りの給料を手にできれば最高です。しかし、この状態を簡単に手にできるほど転職は甘いモノではなく、社会的に考えても「仕事に対する見方」を誤っている可能性があります。

だから、少しだけ立ち止まって考えて下さい!!

ここでお伝えしたいことは、「仕事内容の不満を解消するために転職してはいけない!」ということではありません。ただ、転職や社会の現実をしっかりと理解した上で転職するかどうかを決断して欲しいということです。

 

会社は個人の”やりたい”を実現する場ではない!

まず第一に理解しておきたいのは、会社とは個人の”やりたい”を実現する場ではない!ということ。

転職理由として、「〇〇の仕事がしたいのにやらせてもらえない」といった類のことを話す人がいますが、会社にとって「個人の意思」は優先順位的に高くありません。会社の最優先事項は「利益の追求」にあるので、今いる人材を適材適所に配置して利益を最大化することを第一に考えます。

そのため、会社が「あなたにこの仕事を任せたい」「この部署で活躍して欲しい」と考えれば、個人の意思に関係なく業務(配属)命令が下ります。これが「会社」というものであり、「組織に属して働く」ということです。従業員が好き勝手に仕事していては利益も出せません。

仮に、自分の満足だけを追求したいのであれば、独立するしか道はありません。結局、独立できないから「他人が作った会社」に所属するのであって、組織に所属する以上、会社の利益を最優先に考え、自分の意思と反する仕事もこなしていかなければならないということです。

この原理原則は、転職しても「他人が作った会社」に所属するのであれば変わりません。つまり、この問題は転職で簡単に解決できるものではないのです。転職して望み通りの仕事に就けたとしても、いずれ別の仕事を任される時が必ず訪れます。

求められる役割や仕事内容は恒常的に変化していく!

あなたは会社に属して働いているわけですが、「どうせ仕事をするのであれば、昇進・昇給していたい!」と考えているのではないでしょうか。そうであるなば、同じ内容の仕事をずっと続けることはできません。

会社組織で働き続けて結果を残していけば、仕事の種類や求められる役割(現場レベルのプレーヤー ⇒ チームを管理するリーダー ⇒ 部署を管理するマネージャー)は変化していきます。

つまり、仮に転職が上手くいって「自分の望む仕事内容」を手にできたとしても、同じ仕事をずっと続けることはできないということなのです。あなたが最も地位の低い現場レベルのプレーヤー(ずっと同じ給料)を続けたいというのなら別ですが…。

結局、転職で手に入れられるのは「一時的な満足」に過ぎません。

 

仕事内容に不満を感じている現状を”悪”として捉えていませんか?

あなたは現状の仕事内容に不満を抱え、転職でそれを解決しようとしています。もちろん、納得できる(やりたい)仕事を手にするため、転職という行動に出ることは間違っていません。

しかし、その決断をする前に、以下のような感情に囚われいないかを自分自身に問うて欲しいのです。

  • 仕事内容に不満を抱えている現状 = 悪
  • 仕事内容に不満を抱えていない状態 = 善

現状(悪)から抜け出すことが「転職の目的」となっていないでしょうか。その目的を達成するため、漠然としたレベルで「やりたい仕事」や「やってみたかった仕事」に憧れを抱いていないでしょうか。転職して「善」の状態を手にできれば、それがずっと続くと勘違いしていないでしょうか。

仕事内容に不満を抱えている現状、はっきり言って、普通です。悪でも何でもありません。前述した通り、それが会社組織に属して働くということだからです。会社の利益のため、果ては給料を貰うため、時にそうした期間は誰にでもあります。

あなた以外の他の従業員が皆、今の仕事内容に満足して働いていると思いますか? 全ての従業員が仕事内容に満足している会社、そんな会社が世の中に存在していると思いますか?

あり得ません、夢物語です!

あなたが「今」やらなければならないことは、転職して現状から抜け出すことではなく、不満を抱える仕事であってもしっかりと遂行し、価値を見出し、会社に貢献し、自分自身を成長させることではないでしょうか。

あなたが成長して結果を出せば、必ず仕事内容は変化していきます。結果を出して進言すれば、やりたい仕事を任せてもらえる可能性も高まります。転職は一つの手段ではありますが、転職だけが今の仕事から抜け出す方法ではありません。

 

 


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