マイナビエージェントの公式サイトでは、転職支援サービスに申し込むと「業界専任のキャリアアドバイザーが面談や各種サポートと通してあなたの転職を全力でお手伝いします!」といったことが明記されています。
求職者はこの文言に期待して申し込みを行うのですが、「面談できない」といった結果を受け取る人が結構おられます。
求職者からすると「何故なんだ!!?」と憤りすら感じる事態ですが、マイナビエージェントを含む転職エージェントはボランティア団体ではないので、「面談できない(サポートできない)人もいる」というのは普通のことです。
その理由を詳しくお伝えします。
マイナビエージェントが面談してくれない理由とは?
ここは先に結論をお伝えしますが、面談できない理由、それはエージェント側が「あなたをサポートしても売上に繋がらない(または、売上に繋がりにくい)」と判断したからです。このように判断される要因は多々ありますが、大きな括りで言うと、これに尽きます。
前述した通り、転職支援サービスはボランティアではなく、営利ビジネスです。その為、市場価値が高く、内定獲得により近い人材を優先的にサポートします。逆に、市場価値の低い人に対しては、「面談しない」「サポートしない」といった対応を取ることがあります。
- 優秀なキャリアを持つハイスペックな人材(年収800万円)
- 年齢相応の経験・スキルを有する人材(年収500万円)
- 低スペックで市場価値の低い人材(年収350万円)
たとえば、上記のような3人の求職者がいた場合、エージェントというのは「1 > 2 > 3」という優先順位を付けてサポートしていきます。これはどのエージェントであっても同じです。
「1」の候補者には、腕利きの優秀な担当者を割り当て、当社経由で何としても転職してもらおうと全力でサポートします。これが「3」の候補者となると、全ての要素が反転し、最悪の場合「面談もしない」「サポート自体を断る」といった対応を取ります。
つまり、マイナビエージェントに申し込んで「面談できない」という結果が返ってきたということは、あなたが「3」に属している可能性が高いということを意味するのです。厳しいですが、これが転職支援サービスの実態です。
- 市場価値が低い(経験・スキル・実績が乏しい)
- 年齢が高い(マイナビは20代前半~35歳までのサポートに強い)
- 転職回数が多い(ジョブホッパー)
- 学歴の問題(最終学歴が高卒)
- 自身の市場価値に見合わない高望みをしている
- 経験職種が特殊(紹介できる求人がない)
- etc...
売上に繋がらないと判断される要因は様々ですが、エージェントは「自社の保有する求人」や「企業の要望」から、求職者を見極め、サポートするかどうかを判断しています。要するに、エージェントサービスとは、全ての人に公平なサービスが提供されるものではないのです。
まして、マイナビエージェントは知名度が高く、エージェントサービスの大手なので、利用を試みる人が非常に多いです。その為、求職者を選り好みできる立場にあり、これも厳しい結果となりやすい要因として存在します。
マイナビエージェントで面談を拒否された際の対応策
マイナビエージェントで「面談できない」という結果が返ってきた場合、確実に言えるのは「マイナビエージェントの中であなたの優先順位は決して高くない!」ということです。その為、マイナビエージェントを利用する価値は極めて低くなります。
この対策として有効なのは、「他のエージェントに可能性を見出す!」という一点のみです。
他のエージェントに申し込んでみると、あっさりとサポートを受けることができた! なんて話も良く聞くので、あきらめずにトライしていくことが大切です。また、自分自身の属性や経験に即した「特化型のエージェント」を選択するのも一つの手です。
マイナビエージェントと同様の結果が続くようなら、転職は厳しものになる可能性があります。自身の市場価値をもう一度見つめ直し(原因を探り)、転職の必要性や時期について再考するのも大切です。