クエスチョンマーク

転職面接での”差別化”を実現する「雇用側の視点」とは!?

転職の面接において、ライバルとの競争を勝ち抜いて内定を獲得するには、他者との「差別化」が必要不可欠です。

その理由は、書籍やネット上で仕入れた情報(模範解答)を少しもじっただけの、当たり障りの無い(個性が死んだ)似たり寄ったりの回答をする人が圧倒的に多いからです。つまり、あなたも同じようにアプローチするのなら、その他大勢に埋もれてしまうことになります。

だからこそポイントとなるのが「差別化」なんですが、これを実現する一つの要素として「雇用側(求人企業側)の視点を理解した回答」というものがあります。

ここでは、転職市場における「求職者」と「雇用側」の視点の違いから、差別化を図るヒントとなる情報を提供しています。面接に限らず、転職活動全般に通じる内容なので、少し堅い話ですがお付き合い頂ければ幸いです。
 


 

求職者と雇用側の視点の違い

転職市場において、「求職者の視点」と「雇用側の視点」の間には大きなギャップがあります。

それ故に、雇用側の視点を知るということは、面接で他者との「差別化」を図るということだけに留まらず、転職活動を成功に導くためにも必要な要素になります。

この点を怠る求職者は、雇用側の視点というものを考えないために、自己中心的な活動に終始してしまいます。結果、採用試験時に「この人は何も分かってないな」と判断されて不採用となるのです。

 

求職者(雇われる側)の視点

求職者が転職を検討する理由の多くは、収入アップ、待遇改善、人間関係のリセットなど、現職での「不満の改善」にあります。

そのため、転職活動時は、「この会社は自分の不満を解消してくれるのか?」「自分の経験にいくら払ってくれるのか?」「どんな待遇(条件)で雇ってくれるのか?」といった視点で企業を見ることになります。

分かり易く言うと、「自分がこの会社に入社したら、この会社は何を与えてくれるのだろう?」といった見方をしているということですね。

しかし、この求職者の視点とは裏腹に、給料や待遇といったものは、自らを労働力として提供し、会社に利益を与え、その対価として初めて要求できるものです。つまり、与えてもらうものではなく、自ら獲得するものであるということ。

それにも関わらず、雇用側の視点を理解していない求職者は、「入社さえすれば会社が与えてくれる」といった誤った認識を持って転職活動に臨んでしまっています。

対人関係で考えれば、「これあげるから、あれちょうだい(交換)」は理解できますが、一方的な「あれくれ、これくれ、もらって当然だ」は理解できませんよね。極端な例ではありますが、これと同じことを多くの求職者がやっているのが実情です。

 

雇用側(雇う側)の視点

一方、雇用側が人材を募る最大の理由は、労働力の拡充による利益の向上です。

労働力の拡充方法には、人材の雇用以外に、業務委託、代理店、業務提携など幅広い選択肢があります。これら雇用以外の選択肢は、成果が上がればコストが発生する「成果比例型」が主流です。

つまり、中途で人材を採用するという拡充方法は、雇用側からすると先行投資的なリスクを含む方法となります。そのため、雇用側が採用判断する時の視点は、「この人は今後(未来)、いくら稼いでくれるのか?」といった投資的な観点になるのです。

 

<求職者(雇われる側)の視点>

  • 過去の実績を基準に、自分をいくらで買ってもらえる会社なのか?
  • 入社すればどんな待遇(環境)で働かせてくれる会社なのか?
  • この会社は何を与えてくれるのか(不満を改善してくれるのか)?
  • 過去*現時点(入社直後)の自分

 
<雇用側(雇う側)の視点>

  • 今後の成果予測を基に、いくらまでなら投資できる人材なのか?
  • 雇用することでどれだけの利益を生み出してくれる人材なのか?
  • 未来*適応変化の可能性*予測収益

 
この両者の視点の違いは想像以上に大きく、面接などのやり取りに如実に表れます。

なにしろ、「今の自分はどれだけ〇〇してもらえるのか?(現在)」を知りたい求職者と、「あなたへの投資はどれだけの収益をもたらすのか?(未来)」を確認したい雇用側とのコミュニケーションですから、すれ違いが多くなるのも当然ですね。

これは何も求職者だけが悪いという訳ではなく、構造的なギャップの問題です。しかし、ギャップが存在するのは当然だと、自分の要求だけを雇用側に求めていては内定は勝ち取れません。であれば、このギャップを上手く利用するのが賢い選択です。

ライバル候補者の多くが、前述した「求職者視点」だけを持って面接に臨んでいたとするならば、「雇用側視点」に寄り添った形でアプローチするだけで、簡単に「差別化」が可能だということです。

ライバル以上に企業の視点に立ち、課題を整理し、自身の経験(実績)や可能性(未来)を提案する!

この能動的な売り込みアプローチで面接に臨めば、必ずやあなたに朗報がもたらされるはずです。

面接での差別化をテーマにした類似情報として「面接では個性的な回答が必要か否か?」といったページもご用意しています。参考情報として活用していただければと思います。

 

 


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