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転職(退職)理由「やりたい仕事ができない」がNGである3つのワケ!

転職の選考過程では「転職(退職)理由」が必ずと言っていいほど問われますが、その際「やりたい仕事ができない」「やってみたい仕事がある」といった類のことを前面に押し出す人がいます。

一見すると、「やりたい仕事をするためにチャレンジしている」といったプラスの要素にも取れますが、実際のところ何のアピール力(プラス要素)もありません。逆に、マイナスとして作用する可能性が高いのがこの転職理由です。

もちろん、これが本当の転職理由であったとしても問題はありません。しかし、この理由を「応募書類や面接でバカ正直に伝えるのは得策ではない!」ということをお伝えしたいのです。

この意味するところを詳しく解説します

 

1.企業は個人の「やりたい」に全く興味がない!

まず、第一に把握しておかなければならないことは、「会社というのは個人の”やりたい”に興味はない」ということです。企業が関心を持っているのは「あなたがお金を稼げる人物かどうか」という1点のみです。

新卒採用ならまだしも、即戦力重視の転職では特にこの要素が強いです。

会社の存在意義は「利益の追求」であって、利益なくして存続もありません。その為、「今いる人材を適材適所に配置して利益を最大化すること!」を目指します。ここに「個人の意思」の介入はありません。(社内公募制などもありますが、会社の意思が最優先となる)

つまり、会社は個人の”やりたい”を実現させてあげる場ではない!!

このような背景があるにも関わらず、「やりたい仕事ができないから会社を辞めた」「やりたい仕事がしたいから御社を志望した」と語ることは、求職者都合のマイナスにしかなりえない答えなのです。

この手の転職理由を聞かされた企業は、「やりたい仕事がしたいのなら、独立してやればいいのでは?」「やりたい仕事をやらせれば、確実に利益を出してくれるの?」「やりたくない仕事が割り振られたら、また辞めるの?」と考えます。

結局のところ、独立してやりたい仕事ができないから会社に所属するのであって、会社に所属する以上、会社の利益を最優先に行動し、自分の意思と反する仕事もこなしていかなければならないということです。

他人が作った会社に入社し、会社組織の一員として働く…というのはこういうことです。この本質を理解していれば、この転職理由が通用しないことが分かるのではないでしょうか。

2.採用基準を満たさない転職理由となってしまう

前述した内容と重なりますが、転職で内定を勝ち取るには「自身が利益をもたらせる人物であること」をアピールしなければなりません。これを伝えるのが「応募書類」であり「面接」です。そして、企業は応募者の中から、「採用することで最も利益となる人物(No.1)」を採用します。

つまり、この転職理由で内定を勝ち取るには、「やりたい仕事ができれば、必ず利益を出して貢献できること」を伝える必要があります。

しかし、やりたい仕事ができないから転職したわけで、その仕事は”未経験”ということになります。つまり、「アピールする材料(実績・成果)」がないということを意味するわけです。

果たして、この状態で経験者に勝てるでしょうか?
極めて難しい…誰でも分かりますよね。

転職は即戦力重視、企業は「実績はないけどやらせてあげよう!」などという採用リスクを負いたくはないのです。この理由をどうしても押したいのであれば、「利益が出せるという具体的な根拠(類似の仕事での高い実績など)」を示す必要があります。

 

3.仕事や個人の感情は変化していく

会社組織で働き続けて結果を残していけば、仕事の種類や求められる役割(現場レベルのプレーヤー ⇒ チームを管理するリーダー ⇒ 部署を管理するマネージャー)は変化していきます。

つまり、仮に転職が上手くいって「やりたい仕事」ができたとしても、ずっとその仕事を続けることはできないということです。はたまた、人事異動で全く別の仕事を割り振られる可能性もあります。

そうなった時、あなたはどう行動するのでしょうか?
再び会社を辞めて転職するんですか?

企業はこの点を心配しています。
企業はリスクを抱えた人物を採用しません。
だから、この理由を素直に語ることにメリットはないのです。

また、個人の感情というのは、経験、その時々の状況、出会った人などによって変化していくものです。あなたが「今」やりたいと感じている仕事が、5年後、10年後も同じとは限りません。

新たなやりたい仕事が出てきたら…

 

最後に

あなたは、以下のような考えに囚われてはいないでしょうか?

  • やりたい仕事ができていない現状 = 悪
  • やりたい仕事ができている = 善

そして、現状(悪)から抜け出すことが「転職の目的」となっていないでしょうか。その目的を達成するため、漠然としたレベルで「やりたい仕事」に憧れを抱いていないでしょうか。

この点をしっかりと考えて欲しいと思います。

もちろん、会社に所属して働く上で、自分のやりたい仕事ができて、かつ、望み通りの給料がもらえれば最高です。転職してそれを求めることも間違った行動ではありません。しかし、最高の状態を簡単に手にできるほど社会は甘くはありません。

また、やりたい仕事ができたとしても、転職先に「激務」「薄給」「休日が少ない」「人間関係が悪い」「待遇が悪い」といった何らかのマイナス要素があれば、充実感は絶対に得られません。

転職するということは、こういったリスクが表面化する可能性があることも考慮しておいて下さい。

 

 


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