サイトをご覧いただきありがとうございます。
ここでは、このサイトの存在意義と運営者である私の簡単な職歴をお伝えさせていただきます。
サイトの存在意義
「なぜ、転職して良かったと思う人がこんなにも少ないのか」
転職を考えているあなたは知っているでしょうか。転職した人が転職後にどう感じているのかを。
- 転職して良かった 10%
- 変わらない 60%
- 転職して後悔している 30%
これが転職の現実です。
少し悲しい数値ですよね。
なぜ、この様な結果になってしまうんでしょうか。
私はこう思います。
「転職の現実、真実を語らずに、甘い誘惑で転職の道へと進ませる情報が多すぎる」
昨今、転職というのは珍しいことではなくなりました。最初に選んだ会社で一生過ごすなんて考え自体が薄れてきていますし、自分の人生を真剣に考える人が増えてきた影響だと思います。これ自体は別に悪いことではないんですが、当然この転職市場は一つのビジネスとして成り立っています。転職サイト、エージェント、求人誌などの人材紹介業を中心にです。
ビジネスとして成り立っているということは、転職者が減ると利益が減ることを意味します。つまり、転職しようか迷っている人に対して、転職することが正解かの様な情報を流す訳です。転職の厳しい現実、リスク、デメリットをあまり語らずにです。ですから、転職すれば全てが上手くいく様な錯覚に囚われてしまうんですね。でも、現実は想像通りに事が運ぶ程甘くはありませんから、転職後にその現実を知ります。それが上記の結果として表れているんですね。
転職にはリスクが伴います。何故なら、あなたが働きたいと思った会社に採用される保証はありませんし、入社してみないと分からないことがあまりにも多いからです。つまり、あなたの転職することになった理由(不満)が改善されないこともありますし、悪化することもあります。このリスクも含めて、転職の現実、デメリットを知っておく必要があります。
また、転職は何回でもできますが、回数を重ねる程に企業の質は落ちていく確率が高いです。それは、日本の社会は転職を繰り返す人を良しとする文化がないからです。転職することが当たり前になった今でも日本の会社には古い体質が残っています。つまり、転職する側と受け入れる側の考え方に隔離があるんですね。ですから、本当の意味での転職のチャンスというのは1回、多くても2回までだと思っておいた方が良いでしょう。
以上を踏まえ、あなたにお伝えしたいことがあります。
もし、あなたが転職することを決めたのなら、以下の意識を持って転職活動して欲しいということです。
- 転職の現実・リスク・デメリットを知る(転職後に知るからそれが現実となると対応できない)
- リスク・デメリットを受け入れる覚悟を持つ(覚悟が無いから後悔する)
- 今の会社も一つの選択肢として活動する(転職を辞めることも可能性として持っておく)
- リスク・デメリットを軽減する為に全力で転職活動する(1回のチャンスを無駄にしない)
このサイトではこの活動を実現する為の情報を発信していきます。
つまり、このサイトの存在意義は「転職して良かったと思う人の割合を上げること」になります。
私の転職履歴
どういう人間が発信しているかを知ってもらう為に簡単な職歴をお伝えします。私は今までの人生で転職を3回経験し、計4社で働いてきました。
- 情報サービス業 - SE・プログラマー(約3年)
- 小売業 - アパレル販売(約3.5年)
- 建設(リフォーム業) - 配送・施工(約2.5年)
- 娯楽業 - 販売・サービス(約2.5年)
大まかにお伝えすると、最初の会社ではプログラマーとしてシステム開発に従事したと同時に「THEサラリーマン」と言える様な「満員電車」「暦通りの休み」を経験し、次の会社では店長(管理者)として店舗運営を経験、3社目では肉体労働の最高峰と呼べる様な仕事も経験、最後は中小企業(小企業)でその良悪を経験してきました。
企業規模は「誰もが知っている大企業」から「誰も知らない一地域にある小企業」まで幅広く、業界や職種、仕事内容も多種多様です。ですから、経験値だけは相当豊富だと自負しています。
ただ、私の様なキャリアの積み方、転職市場でいうと完全に「失敗例の典型」と言える様な無残なものです。今、このキャリアを引っ提げて転職市場に乗り込んでも全く相手にされないでしょう。業界や会社を選ばなければこんな職歴でも雇ってくれるところはあるでしょうが、そういう訳にはいきませんよね。そう考えると私の職歴は「ご臨終」というわけです。
今、私は会社に属さずに個人で仕事をしています。幸いにもそれができているのは、4つの会社で様々なことを学んだからであり、その経験があったからこそだと思います。ですから、転職してきて本当に良かったと思っています。でも、もし今の仕事に出会えていなければ、私は転職してきたことを100%後悔していたでしょう。なぜなら、最終的に行きついた会社で今後もずっと働かなければならないことを想像すると、そこには絶望しかないからです。つまり、私のキャリアは1,2社目がピークだったということですね。
ただ、私もこんなキャリアを積んでいきたいと思っていた訳ではなく、そうせざる負えなかったというのが正直なところです。最初の転職こそ望んだ企業に入れましたが、その後はことごとく上手くいきませんでしたね。結果、自分の望む会社に入るということは諦め、業界・職種の選択の幅を広げて検討するしかありませんでしたね。
今、当時を振り返るとその原因がよく分かります。「転職に対する考えの甘さ」「手を抜いた転職活動」「社会の現実・厳しさの認知不足」「不明確な将来像」など挙げるとキリがありませんが、一言でいうならば「転職を舐めていた」ということです。でも、これは様々な経験をしてきた「今」だからこそ分かることであり、当時20代で社会経験の浅い若造では気付けなかったんですね。
ここに転職の怖さがあります。自分が気付かない内に選択肢は狭まり、評価されないキャリアを積みあげていたんですね。つまり、転職はメリットとデメリットを持ち併せており、一歩間違えると取り返しのつかない闇の部分へと誘われる可能性を持っているということです。だからこそ、転職に対して甘い考えや行動で臨むことは避けなければなりません。それは後悔を生む最もな原因になり得るからです。
そこで、このサイトでは私が過去の経験から得た「転職の考え方」「転職の現実」「心得」を中心に転職のヒントとなる情報を発信していきます。私と同じ過ちを犯さない様に反面教師として下さい。転職に正解はありませんから、ここで書いていることが全てではありません。ただ、少しでも役立つことができればこのサイトに存在意義があります。
どちらかと言うと「転職ってどうなの?」と思えるような厳しい内容が多いかもしれません。ですが、それが転職の現実です。私は転職を斡旋して儲けている業者ではないので、転職の美談だけを語るつもりはありません。そして、転職を肯定も否定もしません。どうするかはあなたが自分自身で決めなければならないからです。ですから、転職の現実を知って「転職しない」という選択することも間違いではありません。
ただ、一度転職を考えてしまうと、「今の会社で働き続けることは難しい」ということも理解しています。ですから、厳しい現実がある中で、それを考慮しつつどう活動すれば良いかも書いています。もしあなたが「転職する」という選択をするのなら、その情報を活動に活かして欲しいと思います。
あなたの転職に良い影響を与えることを願っています。
そして、「転職して良かった」と思える未来を手に入れることを!