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未経験で「建築士」に転職するために知っておくべき5つの実態!

建築

未経験だが「建築士」を目指したい!

高い志を持つことは良いことですし、生涯の仕事として「建築士」を選ぶことも間違っていません。ただ、漠然と「建築士」になりたいとはいっても、そう簡単に実現できるものでもありません。

ここは、建築士が何たるかを理解し、その上で本当に「建築士」を目指すのかどうかを決めて欲しいと思います。

  1. 建築士とは?
  2. 建築士になるための方法
  3. 国家試験の合格率と難易度
  4. 建築士の収入と雇用形態
  5. 建築士の仕事内容

1.建築士とは?

建築士とは、住宅やビルなど、建築物の設計と施工管理を行う「建築界の設計者兼監督人」です。図面を引く(設計)ことが仕事と思われがちですが、図面通りに施工が行われているのかを監督する立場も担っています。

1級建築士は、あらゆる建築物を手掛けることが可能で、「オフィスビル」や「タワーマンション」などの大規模建築物の設計や施工管理ができます。その多くはゼネコンや設計事務所で実務を学び、資格を取得する流れです。

2級建築士は、建築規模が「3階戸建て住宅」程度にまで制限されます。2級を取得していれば、ハウスメーカー(積水ハウスなど)の設計部門でも働くことが可能です。

2.建築士になるための方法

建築士と名乗るには「国家試験」をパスしなければなりませんが、まずは、受験資格を取得するために「実務」を積む必要があります。どれくらいの実務が必要かは、あなたのこれまでの「学歴」が関係してきます。

    • 大学・短大・高専の建築学科卒業ルート

大学・短大・高専の建築(または土木)学科を卒業後、一定年数(2~4年)の実務経験を積めば、「建築士国家試験」の受験資格を得ることができる。

    • 実務経験7年以上ルート

建築(または土木)学科を卒業していなくても、建築事務所などで実務経験を7年以上積めば、「2級建築士国家試験」の受験資格を取得することができる。

このようにルートは2通り存在するのですが、全くの無知・未経験(建築・土木関係の学科を卒業していない)の場合、7年以上の実務経験を積むことが必要になります。

実務7年以上というのも大きな壁ですが、第一段階として、未経験者が「建築関連」の仕事に就くこと自体が簡単ではありません。それ故に、「建築事務所でアルバイトから始める!」といった行動が時には必要になります。

未経験から簡単に「建築士」になる道はなく、長期的な視点と継続的な努力が必要なのは言うまでもありません。「一生の仕事にしていくんだ!」といったレベルの覚悟で臨む必要があります。

3.建築士国家試験の合格率

2級建築士の試験は「建築計画」「建築法規」「建築構造」「建築施工」の学科試験から始まり、合格者のみ「設計製図」の試験を受けることができます。合格率は約25%で難易度は高い。

1級建築士の試験にも「学科」があり、合格者のみ「設計製図試験」を受けることができます。合格率は約10%で、2級よりもさらに難易度が高い。

4.建築士の「収入」と「雇用形態」

建築士には「会社員」と「独立」の2通りの道が存在します。

    • 社員建築士

会社内の建築士として、安定収入の下で働いていく道です。年収は300万~800万円(中小~大手建築事務所)が相場となります。

    • 独立

建築事務所などを設立して独立する道です。収入は注文数に応じたものとなり、腕が良く、かつ営業力があれば収入は青天井だが、逆の場合は当然「赤字」となる。設計の腕よりも、営業力が事業存続のカギを握ることに。

どちらの道を進むにせよ、建築関連の職に就いて実務経験を積んでいくのがスタートラインです。

5.建築士の仕事内容

建築士の仕事は、基本的に以下の順序で進んでいきます。

    1. 受注

依頼主から設計をお願いされるところから仕事が始まる。(依頼がなければ仕事がなく収入はゼロ。独立の難しさがここにある。)

    1. 要望をヒヤリング

依頼主の要望、予算、制限、使い方などを詳しくヒヤリングする。

    1. 現地調査

建設予定地に足を運び、日当たり、交通事情、周辺の環境、エリア独自の法律になどを調査する。

    1. 基本設計

依頼主の要望、各種制約条件を元に、建物の形、部屋の構成などを図面にしていく。基本設計が完了したら、それを元に模型を作成し、模型と大枠の設計図を依頼主に見せて了承を得る。

    1. 実施設計

基本設計を元に詳しい図面を作成していく。(構造設計、電気配線、ガス・水道の配管、壁や床の素材など)

    1. 建築確認

実施設計で作成した図面を役所に提出し、建築基準法に適合しているかどうかの審査を受ける。

    1. 施工管理

施工業者を決定し、建築を開始する。週1回程度の頻度で現場に足を運び、施工状況をチェック、指示する。

    1. 引き渡し

依頼主に建物を引き渡す。

自身の設計技術はもちろんのこと、依頼主や施工業者との折衝が重要な要素となります。特に「独立」を志す場合には、技術力だけが秀でていても成功は難しいのが実情です。

以上、建築士の5つの実態に触れてきましたが、あなたはどう感じたでしょうか?

何だか難しそうだな...と感じた人も多いかと思います。でも、これは当然のことで、未経験から何かを成し遂げるのは、建築士に限らず簡単なことではありません。

特に、建築士に関しては資格取得までにも長い期間が必要で、長期的な展望を持って臨まなければなりません。しかし、未経験からでも継続して努力を続ければ、決してなれない職業でもないのです。

それが建築士です!

 

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