お金とやりがい

給料よりも「好きな仕事」を優先すると30代で後悔する!?

将来の展望を考えず、現在の幸せだけを追って浅はかな転職をしてしまう人が後を絶ちません。はっきり言って、後に「後悔」する可能性が極めて高いです。

一生働くんだから給料よりも「やりがい」を優先!
どうせ仕事するのであれば、好きな仕事を!

この手の理由で転職を考えている人は要注意…。仕事をする根本的な理由(労働の対価としてお金を得る)を無視した転職は、一時の幸せを手に入れられるだけで、その後の人生に大きな損失となる可能性があります。

 


 

<好きな仕事を求めて後悔したAさんの例>
 
有名難関市立大を卒業し、東京のテレビ局で働くAさん(将来は結婚し、子供も2人くらいは欲しいと考えている29歳の人物)のケースで考えてみましょう。
 
現在の年収は700万円で、残業代もしっかりともらえます。しかし、会社の異動命令で地方勤務を言い渡され、それが嫌で転職を決意しました。どうせ転職するのなら、次の職場は「やりがい」を最重視して、エンターテインメント関係の仕事をしてみたいと考えます。
 
結果、社員が50名のベンチャー企業から内定を獲得しました。提示された年収は400万円と大きな減俸となりますが、「自分が心からやりたいと思える仕事なら問題ない」と入社を決意しました。この時の気持ちに嘘偽りはなく、実際、入社後も意気揚々と頑張って働いています。
 
この状態がずっと続くのであれば何の問題もありません。しかし、「結婚」という大きな転機が事態を大きく動かします。
 
一般的に、結婚するまでは「仕事に求めるものはやりがい!」と大抵の人は言います。特に20代の若手はその傾向が強いですが、たとえそんな人であっても、結婚をきっかけにライフスタイルや価値観が激変します。特に、子供が生まれたら、人生の主役は子供に移ります。
 
ここで、Aさんが幸せに結婚し、2人の子供が生まれ、34歳となる5年後を考えてみましょう。
 
ベンチャー勤務の場合の収入は、29歳の入社時から50万円増の450万円です。子供と接する時間、教育費、一家4人が住む家の家賃を確保するため、「より短時間で、より多くのお金を稼ぐ」という父親としての役割を果たす義務が強制的に生じてきます。
 
Aさんは家族4人を都内で余裕を持って養うために、年収700万円は欲しいと思うようになりました。もはや、自分のやりがいはどうでもよく、家族と過ごす時間と収入を求めている状態です。
 
しかし、現在の会社で700万円もらうことは難しく、かと言って34歳で2度目の転職は厳しい。一度年収を450万円まで下げているため、次の転職で700万円もらえる会社を見つけることは不可能です。
 
結局、34歳のAさんは「現状よりも少しでも高い収入を!」と考え、テレビ局の下請け会社に年収550万円で再転職しました。仕事にあまりやる気を感じません。やりがいも、時間も、収入も全て中途半端です。
 
家賃が安い地方のベッドタウンに引っ越し、毎日満員の電車に1時間半もすし詰め状態。通勤に時間を割かれる為、家族と過ごせる時間も減少しました。奥さんも共働きで何とか生活できる状態です。
 
そして、こんな風に後悔しているのです。
 
最初のテレビ局に残っていれば、今頃は年収850万円。都内にマイホームを購入して悠々自適に暮らしていただろうな。後先考えず、その時の感情だけで転職するべきではなかった…。

 
Aさんのようなケースは決してレアケースではなく、転職市場では本当に「よくある話」です。

一時のやりがいを得るために、長期間、金銭的に悩む人生をおくるのは割に合いません。将来、家庭を持つことを重視するのであれば、転勤を我慢して転職しないのが正解だったのです。でも、若い時分には気付くことができないんですね。

人生、お金が全てではありません。
しかし、お金はめちゃくちゃ大切です。
望み通りの人生をおくるのに、お金があるに越したことはありません。
そして、そのお金を得るために人は働いているのです。

だから、給料を減らしてまで「やりがい」「好き」を求める転職は、本当によく考えて決断すべきです。「将来、どんな人生を手に入れたいのか」「望み通りの人生をおくるのにどれだけのお金が必要なのか」を自分自身に問うて下さい。

好きな仕事を追ってチャレンジした20代前半の貧乏暮らしは美談になりますが、30代の子持ち男の家族を巻き込んだ貧乏はシャレになりません。

 


 


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