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転職面接でダメ出し(突っ込み)を受ける「優等生回答」とは?

ダメ出し

転職面接でダメ出し(突っ込み)を受ける「優等生回答」とは?

志望度の高い会社に応募し、激しい競争を勝ち抜いて書類選考を通過した瞬間、喜びとともに「絶対に面接で失敗したくない」「絶対に内定をゲットしたい」という切実な思いが生まれます。

その際、この想いが強すぎるあまり、「綺麗(スムーズ)な受け応え」を目指して面接準備をしてしまう人がいます。要は、書籍やネット上の模範解答を一部変更しただけの「優等生回答」をいくつも準備し、綺麗に面接が終わる(質問に対して詰まらない、即座に回答するなど)ことに終始してしまう状態です。

結果、以下のような志望動機が出来上がります。

<優等生回答の例文(志望動機)>
 
「私はこれまで〇〇の仕事を通じて、お客様に喜ばれる醍醐味を感じてきました。御社のサービスもよく利用させていただいています。海外展開も進められていることに成長性の大きさを感じ、ぜひ御社の一員として自分自身の可能性を追求し、キャリアアップを実現していきたいと考えております。」

 
どうでしょう?
綺麗ですよね、優等生的な感じもします。
実際、この回答そのものは理にかなっていて、分かり易い内容でもあります。

しかし、いくつかの課題が隠れており、100%ダメ出し(突っ込み)を受けることになります。または、突っ込みもなく不採用となります。「えっ!?スムーズに受け応えできたのに、なぜ不採用なの??」をくらうパターンですね。非常にもったいない。

一見、優等生的で問題なさそうな回答ですが、何が問題なんでしょうか?
この種の「優等生回答」に隠された課題を見ていきましょう。

 

 

課題1.抽象的表現の多用

上記の例文で言うと、「お客様に喜ばれる醍醐味」「可能性を追求し」「キャリアアップを実現」などの箇所がこれに当たります。要は、抽象度が高すぎて、具体的どんなことを指して言っているのか、聞く側からすると非常にイメージしにくいものであるということです。

それ故に、抽象的表現に対しては、以下のような質問で突っ込みを受けます。

  • 〇〇の仕事を通じたお客様に喜ばれる醍醐味とは、具体的にどういった体験ですか?
  • 自分自身の可能性を追求するとは、具体的に何を追求することを言っているのですか?
  • あなたは具体的にどんなキャリアプランを描えいているのですか?

もちろん、この突っ込みに対して具体的にビシッと回答できれば問題ありませんが、恐らく答えに窮してしまう人が大半でしょう。また、突っ込んで質問してくれるとは限らないので、初めから抽象度の高い答えは避けるのが無難です。

これは何も「抽象的な表現は絶対に使ってはいけない!」ということではなく、程度の問題です。ただ、面接での言葉を、綺麗・丁寧にまとめようとすればするほど、この「抽象表現の罠」にはまってしまうので要注意です。

課題2.自分オンリー

例文で言うところの、「海外展開も進められていることに成長性の大きさを感じ ~ キャリアアップを実現していきたい」の箇所です。会社の表層的な強みをもとに、その強みから享受できるメリットを強調してしまうパターンですね。

一見、その企業の強みに対する賛辞的な表現であり、本音に近いとも思えるのですが、聞く側からすると、「本人が享受できるメリットにしか目がいっていない」といった印象を持ちます。

転職ではギブアンドテイクの「ギブ(私はこんな経験を持っているので、御社に入社したらこれだけの利益をもたらせます)」の部分が重要視されるので、この「ギブ」が完全に抜け落ちた回答では勝てません。

新卒採用時ならまだ許容されますが、中途採用の現場では通用しません。

課題3.一般的・汎用的

一般的で言うと、企業のHPをさらっと見れば、簡単に考えられる程度の誰でも言える内容だということ。汎用的で言うと、海外展開さえしている企業であれば、どの会社でも使い回しができる内容だということです。

求人1枠に対して約30人のライバルがいると言われる転職市場、あなたにしか語れない志望動機、他者と差別化できるメッセージになっていなければ、採用担当者の心に残ることはありません。

面接の質疑応答において、採用側はあなたの「考え方」や「人となり」を知りたいのです。だからこそ、あなたに対して質問を投げかけているのであって、没個性の優等生的模範解答が聞きたいわけではありません。

これら3つの課題を意識した準備こそ、真の面接回答対策です。せっかく勝ち得た面接のチャンス、誤った面接準備で逃すのだけは避けましょう!

類似情報として「面接で”差別化”を実現する「雇用側の視点」とは?」「面接で個性的な回答は必要か否か?」といったページもご用意しています。面接を突破する参考情報としてご利用下さい。

 


 


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